新しいiPhoneを購入した方は、一番手間が少なくて簡単なデータ移行ってないの?って思っている人が多いと思います。
iPhoneのデータ移行方法はいくつかありますが、その中でも「事前のバックアップなし」「パソコンなしでワイヤレスできる」クイックスタート機能を使ってデータ移行させたい人が多いです。
しかし、iPhoneの機種によってはクイックスタートができない機種があります。
本記事では、iPhoneのクイックスタート機能が使えない、iPhoneの機種をすべて紹介したいと思います。
iPhoneのクイックスタートができない機種は?
結論、iPhoneのクイックスタートでデータ移行できる機種は「iPhone 5S」以降の機種しかできません。
理由としては、iOS11以上に対応しているかどうかが重要だからです。
iPhoneのクイックスタートは、iOS11以上のiPhone同士じゃないとできません。
よくクイックスタートは、iOS12.4以上じゃなければできないというご意見は多いのですが、そんなことはありません。
実体験ベースで言うと、私が初めてクイックスタートを行った時は、iOS11以上のiPhone同士であればクイックスタートでのデータ移行は可能でしたので、必ずしもiOS12.4じゃなきゃできないというわけではありません。
iOS 11以降またはiPadOS 13以降を搭載の別のiPhone、iPad、またはiPod touchがある場合は、「クイックスタート」を使用して新しいデバイスを自動的に設定できます。2つのデバイスを近付ければ、画面に表示される手順に従って多くの設定、環境設定、iCloudキーチェーンを安全にコピーできます。その後、iCloudバックアップから新しいデバイスに残りのデータとコンテンツを復元できます。
引用元:Apple公式ホームページ「iPadの電源を入れて設定する」
しかし、すべてのデータを移行させるためには、iOS12.4以上が必要です。
iOS 12.4
iOS 12.4では、古いiPhoneから新しいiPhoneにデータを直接転送してiPhoneを移行できるようになります。また、iPhoneとiPadのセキュリティの改善が含まれます。このアップデートには以下が含まれます:
iPhoneの移行
設定中に古いiPhoneから新しいiPhoneにワイヤレスでデータを直接転送し移行する機能を導入
引用元:Apple公式ホームページ「iOS 12 のアップデートについて」
iPhone 5S以前の機種ですと、iOS11やiOS12.4に対応していないため、クイックスタートができません。
なので、iPhone 5やiPhone 5Cなどの機種はクイックスタートでデータ移行はできませんので、ご注意ください。
もし、あなたがこれからクイックスタートを行おうとしているのであれば、クイックスタートを失敗しない為のアドバイスがあります。
それは、クイックスタートを行う前に、最新iOSのバージョンにアップデートをすることです。
クイックスタートを行うと、最新のiOSのバージョンにアップデートしてからデータ転送を行おうとするので、時間も余計にかかりますし、アップデートの不具合が原因で途中でデータが上手く転送されず、フリーズしてしまう不具合を体験しました。また、古いiPhoneが新しいiPhoneよりも最新のiOSだった場合、新しいiPhoneへデータを転送できないというクイックスタート独自の特性もあります。
なので、クイックスタートを行う前に、新旧iPhoneのiOSのバージョンを最新にして下さい。
- 「設定」を押す。
- 「一般」を押す。
- 「ソフトウェア・アップデート」を押す。
- 「ダウンロードしてインストール」または「今すぐインストール」を押す。
- あとは順番に進めていく。
他にもクイックスタートを行う上で、注意点がございます。詳しくは別の記事で解説していますので、そちらをご覧ください。
iPhoneのクイックスタートができない機種一覧表
iPhoneの機種で、クイックスタートができない機種は「iPhone(初代)」「iPhone 3G」「iPhone 3GS」「iPhone 4」「iPhone 4S」「iPhone 5」「iPhone 5C」の全部で7機種です。
iPhoneでクイックスタートが出来ない機種一覧 |
---|
iPhone(初代) |
iPhone 3G |
iPhone 3GS |
iPhone 4 |
iPhone 4S |
iPhone 5 |
iPhone 5C |
※参考元:Wikipedia「iOS 11」 / Wikipedia「iOS 10」
上記の7機種は、iOS11以上にアップグレードすることができないので、クイックスタートを使ったデータ移行はできません。
中古でiPhoneを購入しようとしている人の中には、今の高いiPhoneよりも値が落ちている数千円から1万円以内で購入できる機種で良いという方も一定数いらっしゃると思います。
新品じゃなくて、メルカリなどのフリマアプリで中古で安く購入するのも1つの手段です。最新機種じゃなくても十分に性能がいいものもあります。
しかし、古すぎるiPhoneを購入しようとすると、クイックスタートやアプリによっては、使うことができない機種もあります。
例えば、厚生労働省の「新型コロナウイルス接触確認アプリ COCOA」はiOS13.5以上じゃなければ、使うことができないアプリです。なので、上記の表の機種もそうですが、iPhone 6S以前の機種は使うことができません。
他にも、LINEアプリは、iOS 9.3.6以下は使用することが出来ません。なので、「iPhone 5」よりも前の機種はすべてLINEアプリは使えません。
安くて古いiPhoneを否定したいわけではありません。
電話とメールだけなら、むしろ安いiPhoneの方がコスパが良いです。
しかし、実際にあなたが「何に使いたいか」「どんな使い方をしたいか」によっては、少し高額になっても新しい機種にした方が良い場合もあります。
iPhoneを購入する時は、良く調べてから購入することをオススメします。
もし、iPhoneのどの機種を購入すればいいのかが、わからなければ記事一番下にコメント欄がありますので、そちらからご連絡ください。
私ができる限りにはなってしまいますが、全力でサポートさせていただきます。
まとめ
iPhoneのクイックスタートは、「事前のバックアップなし」「パソコンなしでワイヤレスできる」便利なデータ移行方法の1つです。古いiPhoneを使用して、新しいiPhoneにデータを移行するのに役立つAppleが提供する機能です。クイックスタートでデータ移行を行う為には、新旧両方のiPhoneでiOS11以降になっている必要があります。
しかし、Appleが推奨しているのはiOS12.4以降なので、iOS12.4以降にアップグレードしておく必要があります。
また、iPhoneのクイックスタート機能は、すべてのiPhoneでできるわけではありません。
iPhoneの機種によっては、クイックスタートができないので、クイックスタートでのデータ移行ではなく、パソコンやiCloudを使った方法でデータ移行するようにしましょう。
そして、データ移行に失敗したくなければ、クイックスタートを行う前には、必ずiOSのバージョンを最新のiOSへアップグレードするようにしましょう。
簡単まとめ
- iPhoneのクイックスタートでデータ移行できる機種は「iPhone 5S」以降の機種しかできない。
- クイックスタートをする前に、新旧iPhoneのiOSのバージョンを最新にすること。
- クイックスタートができない機種は「iPhone(初代)」「iPhone 3G」「iPhone 3GS」「iPhone 4」「iPhone 4S」「iPhone 5」「iPhone 5C」の全部で7機種です。
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