AIを活用した人気の対話型ツールであるChatGPTは、すでに世界中で話題のツールです。
もちろん、ChatGPTを利用したアプリの需要が高まり続ける中、ユーザーを欺く可能性のある偽のアプリがすでに出ているかもしれない…。という懸念があります。
ChatGPTをiPhoneアプリとして使いたいけど、公式から出ている本物のアプリと悪質な偽物アプリってあるの?って疑問をお持ちの方は多いと思います。
そこで、本記事では「iPhoneアプリで本物のChatGPTアプリってあるの?」という疑問に答え、現状App Storeで「ChatGPT」と検索して出て来たアプリが悪質な偽物アプリなのかどうかも調べていきたいと思います。
もし、あなたがChatGPTをiPhoneでアプリのように使いたいと思っているのであれば、別の記事で詳しい方法について解説していますので、そちらもあわせてご覧ください。
iPhoneアプリで本物のChatGPTアプリってあるの?
結論、ついに出ました。
記事を書いている2023年4月3日現在で、ChatGPTの開発元である「OpenAI」が出している公式のiPhoneアプリはありませんでしたが、2023年5月26日に日本でもiPhoneでChatGPTのアプリがダウンロードできるようになりました。
そちらの詳しい詳細が知りたい方は下記のリンクからご覧ください。
今後iPhoneアプリとして登場するかどうかは不明ですが、今ネットや世界で話題になっている本物の「ChatGPT」はSafariやGoogleChrome(ブラウザ)からしか利用できないので誤解しないように注意しましょう。
しかし、ChatGPTでも使われている「GPT-3(GPT-3.5)」と同じものを使って開発されたアプリであれば「App Store」でダウンロードすることが可能です。
つまり、一個人や会社がChatGPTの機能の一部を使って作り出しているのアプリがあり、それが「App Store」でダウンロードできるアプリとしてリリースされているということになります。
ChatGPTの公式のアプリが出たもんだから、世間的には偽物なんて呼ばれていたりします。
誤解が無いようにお伝えさせていただきますが、すでに「App Store」で出ているアプリがダメなものということではありません。アプリによってはすごく良くできたものもありますし、機能はChatGPTを使っているからすごいのだけど、内容として高い金を払わせているだけのアプリになってしまっているものもあります。
良いアプリか悪いアプリかどうかはユーザーによっても見解がわかれるところです。
考えの視野が狭まるので、一概にすべてのアプリを否定から入るのだけは辞めたほうがいいですね。
App StoreにあるChatGPT系のアプリ
App Storeには、ChatGPTを使って作られたアプリやChatGPTのようなアプリが登場しています。
App Storeで「ChatGPT」と検索した場合、以下10件のアプリがヒットします。(2023年4月3日現在)
アプリアイコン | アプリ名 | ChatGPTの有無 |
---|---|---|
AI Chat – Assistant & Chatbot | GPT-3.5 Turbo | |
AIトーク Chat Bot | 不明 | |
GPChat AI – botと会話や要約、文字起こししよう | 不明 | |
AI チャット アプリ | 不明 | |
Bing – あなたの AI 副操縦士 | GPT-4 | |
AIチャットくん | 日本語で人工知能とチャットで会話しよう | GPT-3 | |
AI トーク GPT + | GPT-3.5 Turbo | |
AI Chat – Chatbot AI Assistant | GPT-3 | |
Chat AI日本語AIチャット:MixerBoxブラウザ | GPT-4 | |
Chat Bot AI チャット 日本語 アプリ | GPT-3 |
すべてのアプリがChatGPTを使っていると明言しているわけではありません。10件中3件はChatGPTを使っているかどうかを明言していませんでした。約7割がChatGPTを利用していると明言しているので、ChatGPTを使っているかどうかを確認した上でアプリを利用したい方は、アプリの説明欄をよく読んだ上で確認した方が良いと思います。
個人的に使ってみた感覚として一番オススメなのは「Bing」ですね。
アプリによっては有料プランがあるにもかかわらず「Bing」は無料で使用することができるのは使っている側としては、とても嬉しいです。
また、Bingの強みとして最新のニュースなどの情報と組み合わせて対話ができる点があります。
ChatGPTは最新の情報に対して弱い面がありますが、「Bing」は検索エンジン+ChatGPTの機能を複合的に使用しているので、ChatGPTの公式では回答が全く返ってこない話題でも返してくれる特徴があります。
作成した文書の情報元(ソース)についてもネットの記事を引用してURLを記載してくれますし、Bingが出した結果をコピーするのもボタン1つで簡単にできるのは操作性が良くてGoodですね。
もちろん、現状は発展途上なので限界や足りてない部分はありますが、最新のニュース情報などを質問するときなどは、本家のChatGPTよりも優れていると感じました。
もし、あなたがChatGPTをiPhoneでアプリのように使いたいと思っているのであれば、別の記事で詳しい方法について解説していますので、そちらもあわせてご覧ください。
これって危ないアプリなんじゃないの?
ここではダウンロードすると危ないアプリの例についてお話させていただきたいと思います。
App Storeに出ているiPhoneのアプリは、AndroidのGoogle Playに比べて審査が厳しくて安全なアプリって聞いてますよね?
おそらく多くの方が、その認識だと思います。
しかし、いつの時代も悪質なユーザーは居て、巧妙な手口で私たちを罠に嵌めます。
巧妙な手口で狙われたら、専門知識がない私たちユーザーでは、なかなか自己防衛することって難しいですよね。
「これって危ないアプリなんじゃないの?」って思ったら基本的にはダウンロードしないか削除することが大切です。
特にいまからお伝えする4つの特徴があるアプリは基本的にダウンロードしないか、削除するかのどちらかの対策を取ることをオススメします。
- ユーザーからのレビューが少ない。
- アプリの機能を超えた疑わしい権限がある。
- 開発者からの定期的な更新がない。
- 説明文にやたら煽り文句が入っている。
1つ目の特徴は、ユーザーからのレビューが少ない点です。
ユーザーからのレビューが少ない場合は、どんなメリットやデメリットがあるのかが自分が使ってみないとわかりません。そんなときに同じユーザー目線のレビューは1つのヒントになります。もちろん、嘘の情報を記載しているサクラみたいなレビューもあるので、すべてを信じてはいけませんが、情報を全く知らないのと多少知っているのでは、全く違います。レビューの内容を見てダウンロードするのは危険だ!と少しでも判断できるのであれば、ダウンロードは辞めておきましょう。あなた自身が危険を冒す必要性はありません。
2つ目の特徴は、アプリの機能を超えた疑わしい権限がある点です。
アプリの内容とは関係ない機能についてアプリ側から許可を求められるケースもあります。例えば、本来であれば音楽アプリなのに、なぜか位置情報を共有許可を求めてくるなんてことがあった場合、正直怪しいアプリとして疑った方が良いです。もし、そのようなアプリの機能を超えた疑わしい権限が含まれているのであればすぐさま削除するようにしましょう。
3つ目の特徴は、開発者からの定期的な更新がない点です。
アプリは出して終わりではなく、定期的にアップデートされるのが正しいアプリの形です。ユーザーの声をアップデートとしてアプリに反映させるのももちろんですが、セキュリティ的に危険な面があった場合にユーザーを守る役割を開発者は担っています。定期的なアップデートが無いアプリは「マルウェア」「データの盗難」「意図しないアプリ内購入での無駄遣い」などのリスクが生じる可能性があります。アプリが定期的にアップデートがされていない場合はアプリと開発者を検索して見るなどして調査を行った方が良いです。
4つ目の特徴は、説明文にやたら煽り文句が入っている点です。
説明文にやたらとダウンロードさせようとする煽りの文章が入っている場合はちょいと危険な香りがします。例えば、説明文には無料と記載があるのに、実際使用して見たら3日後には自動で有料サブスクリプションへ契約が移行させられるアプリなんてものもあります。説明文だけがすべてではありませんが、こんなだまし討ちを受けることもあります。絶対にこういった文章が入っているということはないので、ご自身でよく確認した上でアプリのダウンロードをされた方が良いと思います。
まとめ
今後iPhone用の本物のChatGPTアプリが登場することを待ち望んでいますが、今後ChatGPTを悪用した偽アプリが出てくる可能性も否定できません。(→2023年5月追記:iOSアプリでChatGPTの公式アプリが近々リリース予定とのことです。ChatGPT公式アプリが欲しい方は今しばらく待ち。)
本記事で紹介した内容をご確認いただき、セキュリティ面での警戒を怠らずに、偽アプリに騙されないようになさってください。
あなたのお金を無駄にして偽のアプリでiPhoneのセキュリティを危険にさらすよりも、本物のChatGPT製のアプリを待つ方が常に良いことを忘れないでください.
あなたのiPhoneライフに、少しでもお役立ちできる情報の1つとして、本記事の内容が役立てば幸いです。
簡単まとめ
- App StoreにChatGPTから出ている本物のアプリ(公式アプリ)は、2023年4月3日現在まだありませんでしたが2023年5月26日に公式のアプリが日本でもダウンロードできるようになりました。
- App StoreにあるChatGPTで検索すると出てくるアプリは、すべてChatGPTの公式アプリというわけではなく、一個人や会社がChatGPTの機能の一部を使って作り出しているのアプリがあるので、誤解しないようにしましょう
- 危ないアプリなんじゃないの?と思ったらダウンロードしないことが一番大切です。ChatGPTの公式のアプリもありますので。
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