Excelを使用する多くの方がデータのバックアップの重要性を感じています。特に、Excelマクロを利用してデータ処理を行っている場合、作業内容やデータの損失を防ぐためにバックアップは欠かせません。この記事では、Excelマクロを使って自動的にバックアップを取る方法について解説します。
Excelマクロでバックアップを自動化するメリットと方法
Excelマクロを使用してバックアップを自動化することで、手動でのバックアップ作業が不要になります。これにより、時間の節約とミスの防止が期待できます。
Excelマクロでバックアップを自動化する理由と適用シーンは以下のような場面ですね。
便利な場面
- 手動でのバックアップ作業を省略できる
- バックアップ漏れを防ぐ
- 作業効率が向上する
- 毎日大量のデータを処理する業務
- 定期的にデータ更新が必要なプロジェクト
- データの信頼性が求められる分析作業
Excelマクロでバックアップを自動化する手順
以下の手順に従って、Excelマクロでバックアップを自動化します。
- Excelを開き、VBAエディタを起動します。
Alt + F11
キーを押してください。 - VBAエディタで、新しいモジュールを作成します。
挿入 -> モジュール
を選択してください。 - 以下のコードをモジュールに貼り付けます。
/* VBAコード */
Sub BackupWorkbook()
Dim BackupPath As String
BackupPath = "C:\バックアップフォルダ\" & ThisWorkbook.Name & "_" & Format(Now, "yyyy_mm_dd_hh_mm_ss") & ".xlsm"
ThisWorkbook.SaveCopyAs BackupPath
End Sub - コードを保存し、Excelに戻ります。
- マクロを実行するためのボタンを作成します。リボンの「開発」タブを選択し、「挿入」からボタンを選びます。
- ボタンをシートに配置し、先ほどの
BackupWorkbook
マクロを割り当てます。 - ボタンをクリックして、マクロが正しく動作するか確認します。
これで、Excelマクロを使ったバックアップの自動化が完了です。定期的にこのマクロを実行することで、大切なデータを安全に保管することができます。
もし、定期的に自動実行したい場合は、Windowsのタスクスケジューラを使用して、指定の時間にこのマクロを実行するように設定することも可能です。
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