初心者でもできる！GASでスプレッドシートとGoogleカレンダーを連携する方法

毎日のスケジュール管理に手間を感じていませんか？手書きのメモやエクセルでの管理では、予定が重なったり、変更があったときに混乱してしまうこともありますよね。そんなときに便利なのが、GoogleスプレッドシートとGoogleカレンダーを連携させる方法です。

今回は、Google Apps Script（GAS）を使って、スプレッドシートに入力した予定をGoogleカレンダーに自動で反映させる方法をご紹介します。これで、手間なくスケジュール管理ができるようになりますよ。

GASとは？
準備するもの
スプレッドシートの準備
GASエディタの設定
トリガーの設定
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

GASとは？

Googleスプレッドシートのイメージ

Google Apps Script（GAS）とは、Googleが提供するスクリプト言語で、Googleの各種サービス（スプレッドシート、カレンダー、Gmailなど）を自動化・連携させることができます。プログラミングの経験がなくても、簡単なコードを使うことで、日々の作業を効率化できます。

準備するもの

まずは、以下のものを準備しましょう。

ここがポイント！

GoogleアカウントGASを利用するために必要です。
Googleスプレッドシート予定を入力するためのシートを作成します。
Googleカレンダー予定を反映させるカレンダーを用意します。

スプレッドシートの準備

スプレッドシートに、以下のような項目を入力できるようにします。

ここがポイント！

日付予定の日付
時間予定の開始時間
イベント名予定のタイトル
詳細予定の詳細
ステータス予定の状態（例未登録、登録済み）

これらの項目を1行ずつ入力していきます。

GASエディタの設定

次に、スプレッドシートと連携するためのGASエディタを設定します。

スプレッドシートを開くGoogleスプレッドシートを開きます。
GASエディタを開くメニューの「拡張機能」から「Apps Script」を選択します。
コードを入力以下のコードをエディタに貼り付けます。



function addEventsToCalendar() {

  var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();

  var calendar = CalendarApp.getDefaultCalendar();

  var lastRow = sheet.getLastRow();

for (var i = 2; i <= lastRow; i++) { var date = sheet.getRange(i, 1).getValue(); var time = sheet.getRange(i, 2).getValue(); var eventName = sheet.getRange(i, 3).getValue(); var details = sheet.getRange(i, 4).getValue(); var status = sheet.getRange(i, 5).getValue(); if (status !== '登録済み') { var startTime = new Date(date + ' ' + time); calendar.createEvent(eventName, startTime, startTime, {description: details}); sheet.getRange(i, 5).setValue('登録済み'); } } }

このコードは、スプレッドシートに入力された予定をGoogleカレンダーに登録し、登録済みのステータスを更新するものです。

トリガーの設定

自動でスクリプトを実行するために、トリガーを設定します。

トリガーの追加GASエディタの左側メニューから「時計」アイコンをクリックし、「トリガーを追加」を選択します。
設定関数名に「addEventsToCalendar」を選び、イベントのソースを「時間主導型」、タイプを「分ベースのタイマー」、分間隔を「5分おき」などに設定します。
保存設定が完了したら「保存」をクリックします。

これで、指定した間隔でスクリプトが自動的に実行され、スプレッドシートの予定がGoogleカレンダーに反映されます。