Googleスプレッドシートを使っていると、他のシートからデータを取り込みたい場面がよくありますよね。そんなときに便利なのが、IMPORTRANGE(インポートレンジ)関数です。今回は、この関数を使って、初心者の方でもわかりやすく、別のシートからデータを取り込む方法をご紹介します。
IMPORTRANGE関数とは?
IMPORTRANGE関数は、別のGoogleスプレッドシートから指定した範囲のデータを取り込むための関数です。例えば、売上データや顧客リストなど、他のシートで管理している情報を、現在作業しているシートに自動で反映させることができます。
基本の使い方
IMPORTRANGE関数の基本的な書き方は以下の通りです
=IMPORTRANGE("スプレッドシートのURL", "シート名!範囲")
例えば、URLが「(https://docs.google.com/spreadsheets/d/abcd1234/edit」のスプレッドシートから、「Sheet1」のからC10までのデータを取り込みたい場合、以下のように入力します)
=IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/abcd1234/edit", "Sheet1!C10")
最初にこの式を入力すると、「#REF!」というエラーが表示されることがあります。これは、データを取り込むためのアクセス許可がまだ設定されていないためです。エラーセルをクリックすると、「アクセスを許可」というボタンが表示されるので、それをクリックして許可してください。
アクセス許可の注意点
* アクセス許可は、スプレッドシートごとに設定されます。
* 一度許可すれば、以後は自動的にデータが更新されます。
* アクセスを許可した後でも、元のスプレッドシートの編集権限が必要な場合があります。
IMPORTRANGE関数の便利な活用法
IMPORTRANGE関数を使うことで、さまざまな便利な活用法があります。
複数のシートからデータをまとめる
複数のシートからデータをまとめて一つのシートに表示させたい場合、IMPORTRANGE関数を組み合わせて使用できます。例えば、以下のように入力することで、複数のシートからデータを縦に結合できます
={IMPORTRANGE("スプレッドシートのURL1", "Sheet1!C10");
IMPORTRANGE("スプレッドシートのURL2", "Sheet1!C10")}
この方法で、複数のシートのデータを一つのシートにまとめることができます。
QUERY関数と組み合わせてデータを絞り込む
IMPORTRANGE関数とQUERY関数を組み合わせることで、特定の条件に合ったデータだけを取り込むことができます。例えば、以下のように入力することで、「売上金額」が1000以上のデータだけを取り込むことができます
=QUERY(IMPORTRANGE("スプレッドシートのURL", "Sheet1!C10"), "SELECT * WHERE Col3 >= 1000")
このように、QUERY関数を使うことで、データを絞り込んで取り込むことができます。
よくある質問や疑問
IMPORTRANGE関数は他の関数と組み合わせて使えますか?
はい、IMPORTRANGE関数は他の関数と組み合わせて使うことができます。例えば、SUM関数と組み合わせて合計を求めたり、VLOOKUP関数と組み合わせて検索を行ったりすることができます。
IMPORTRANGE関数で取り込んだデータを編集できますか?
IMPORTRANGE関数で取り込んだデータは、元のスプレッドシートのデータが変更されると自動で更新されますが、取り込んだデータ自体を直接編集することはできません。編集したい場合は、取り込んだデータをコピーして、値のみを貼り付けることで編集可能になります。
IMPORTRANGE関数を使う際の注意点はありますか?
* アクセス許可を忘れずに設定してください。
* データの取り込み範囲が広すぎると、スプレッドシートの動作が遅くなることがあります。
* 他の関数と組み合わせて使う場合、構文に注意してください。
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まとめ
IMPORTRANGE関数を使うことで、他のGoogleスプレッドシートから簡単にデータを取り込むことができます。これにより、複数のシートを効率的に管理したり、データを集約して分析したりすることが可能になります。ぜひ、日々の業務や作業で活用してみてください。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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