Googleスプレッドシートで自作関数を作成する方法：初心者でもできるカスタム関数の作り方

2025.07.01

Googleスプレッドシートを使っていると、「この処理を毎回手動でやるのは面倒だな」と感じることがありませんか？そんなときに便利なのが、自分専用の関数を作る「カスタム関数」です。今回は、初心者の方でもわかりやすく、自作関数の作り方をご紹介します。

カスタム関数とは？

Googleスプレッドシートのイメージ

カスタム関数とは、Googleスプレッドシートで自分だけの関数を作成し、日常的な作業を効率化するための機能です。例えば、消費税を計算する関数や、特定の条件に基づいてデータを抽出する関数などを作成できます。

まず、Googleスプレッドシートを開きます。次に、メニューバーから「拡張機能」→「Apps Script」を選択します。これで、スクリプトエディタが開きます。

スクリプトエディタが開いたら、以下のようなコードを入力します。

javascript

function 消費税(価格) {

  const 税率 = 0.1;

  return 価格 * 税率;

}

このコードでは、「消費税」という関数を作成し、引数として「価格」を受け取り、消費税を計算して返す処理を行っています。

コードを入力したら、上部の保存アイコンをクリックしてスクリプトを保存します。

保存が完了したら、スプレッドシートに戻り、セルに以下のように入力します。



=消費税(1000)

これで、セルに消費税が表示されます。

ここがポイント！

ここがポイント！

関数を他のシートでも使いたい場合、スクリプトを「ライブラリ」として保存し、他のシートでインポートすることで利用できます。

セル範囲を引数として受け取る場合、引数を2次元配列として扱い、ループ処理などで個々のセルを処理することができます。

はい、Google Apps Scriptには実行時間の制限があります。長時間実行される処理は、タイムアウトエラーが発生する可能性があります。処理を分割するなどの工夫が必要です。

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