Googleスプレッドシートで「SUMIFS関数」を使って、特定の条件に合ったデータの合計を求めたいと思っていませんか？たとえば、「2025年4月に売上が10,000円以上の商品の合計金額を出したい」など、複数の条件を組み合わせて集計する際に非常に便利な関数です。
今回は、初心者の方でも理解しやすいように、SUMIFS関数の基本から応用までを、実際の例を交えてわかりやすく解説します。パソコンやスマホの操作に不安がある方でも安心して学べる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
SUMIFS関数とは？
Googleスプレッドシートのイメージ
SUMIFS関数は、複数の条件に一致するデータの合計を求めるための関数です。例えば、売上データの中から「2025年4月」に「商品A」が「10,000円以上」の売上があった場合、その合計金額を求めることができます。
構文は以下の通りです
=SUMIFS(合計範囲, 条件範囲1, 条件1, , ...)
* 合計範囲合計したい数値が含まれるセル範囲
* 条件範囲1最初の条件を適用するセル範囲
* 条件1条件範囲1に対する条件（文字列、数値、セル参照など）
* 条件範囲2, 条件2, …追加の条件範囲と条件のペア（最大127組まで指定可能）
実際の使用例
では、実際のデータを使ってSUMIFS関数をどのように活用するか見てみましょう。
例1単一条件による集計
以下のような売上データがあるとします
| 日付 | 商品カテゴリ | 担当者 | 売上金額 |
|---|---|---|---|
| 2025/04/01 | 食品 | 鈴木 | 5,000円 |
| 2025/04/02 | 衣類 | 佐藤 | 8,000円 |
| 2025/04/03 | 食品 | 田中 | 3,000円 |
| 2025/04/04 | 電化製品 | 鈴木 | 12,000円 |
| 2025/04/05 | 食品 | 佐藤 | 4,000円 |
このデータから、「食品」の売上合計を求める場合、以下のように入力します
=SUMIFS(D2:D6, B2:B6, "食品")
結果12,000円（5,000円 + 3,000円 + 4,000円）
例2複数条件による集計
次に、商品カテゴリが「食品」かつ担当者が「佐藤」の売上合計を求める場合、以下のように入力します
=SUMIFS(D2:D6, B2:B6, "食品", C2:C6, "佐藤")
結果4,000円
例3比較演算子を使った条件指定
「売上金額が10,000円以上」の合計を求める場合、以下のように入力します
=SUMIFS(D2:D6, D2:D6, ">=10000")
結果12,000円
例4ワイルドカードを使った部分一致
「担当者が鈴木または佐藤」の売上合計を求める場合、以下のように入力します
=SUMIFS(D2:D6, C2:C6, "鈴木") + SUMIFS(D2:D6, C2:C6, "佐藤")
結果21,000円（5,000円 + 12,000円 + 4,000円）
よくある質問や疑問
Q1: SUMIFS関数とSUMIF関数の違いは何ですか？
SUMIF関数は単一の条件で合計を求めるのに対し、SUMIFS関数は複数の条件で合計を求めることができます。複数の条件を組み合わせて集計したい場合は、SUMIFS関数を使用することをおすすめします。
Q2: SUMIFS関数で日付範囲を指定するにはどうすればよいですか？
日付範囲を指定する場合、比較演算子を使って条件を設定します。例えば、「2025年4月1日から2025年4月5日まで」の売上合計を求める場合、以下のように入力します
=SUMIFS(D2:D6, , ">=2025/04/01", , "<=2025/04/05")
Q3: SUMIFS関数で「または」の条件を指定するにはどうすればよいですか？
SUMIFS関数は「かつ」の条件しか指定できませんが、「または」の条件を指定するには、複数のSUMIFS関数を足し合わせることで対応できます。例えば、「担当者が鈴木または佐藤」の売上合計を求める場合、以下のように入力します
=SUMIFS(D2:D6, C2:C6, "鈴木") + SUMIFS(D2:D6, C2:C6, "佐藤")
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まとめ
SUMIFS関数を使いこなすことで、複雑な条件による集計作業を効率化できます。最初は難しく感じるかもしれませんが、実際に手を動かしながら覚えていくと、徐々に慣れてきます。ぜひ、日々の業務やデータ分析に役立ててください。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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