GoogleスプレッドシートのTAN関数は、三角形の角度から「正接(せいせつ)」を計算するための便利なツールです。でも、初めて使うときは「ラジアンって何?」とか「どうやって使うの?」って戸惑いますよね。この記事では、そんな疑問を解決しながら、TAN関数の基本から実践的な使い方まで、わかりやすくご紹介します。
そもそもTAN関数って何?
TAN関数は、直角三角形の角度から「正接(せいせつ)」を求める関数です。正接とは、角度の対辺の長さを隣辺の長さで割った値のこと。例えば、45度の角度では、対辺と隣辺の長さが同じなので、正接は1になります。この関数を使うことで、角度と長さの関係を簡単に計算できます。
GoogleスプレッドシートでのTAN関数の使い方
基本の使い方
TAN関数の基本構文は以下の通りです
excel
=TAN(角度)
ここで「角度」はラジアン単位で指定します。例えば、45度の正接を求める場合、ラジアンに変換してから計算します。
excel
=TAN(PI()/4)
この式を入力すると、結果は「1」と表示されます。
度数法からラジアンへの変換
TAN関数はラジアン単位で角度を指定する必要がありますが、普段は度数法で角度を扱うことが多いですよね。その場合、度をラジアンに変換する必要があります。
度からラジアンへの変換式は以下の通りです
excel
ラジアン = 度 × (PI()/180)
例えば、30度をラジアンに変換するには、以下のように入力します
excel
=30 * (PI()/180)
または、GoogleスプレッドシートのRADIANS関数を使っても変換できます
excel
=RADIANS(30)
セル参照を使った計算
TAN関数はセル参照を使って計算することもできます。例えば、セルに角度(度数法)が入力されている場合、その角度の正接を求めるには、以下のように入力します
excel
=TAN(RADIANS())
これで、セルに入力された角度の正接を計算できます。
実際の活用例
TAN関数は、日常生活や仕事の中でも活用できます。例えば、建物の高さを測りたいとき、地面から建物の頂上までの角度と地面から建物までの距離がわかれば、高さを計算することができます。
例えば、地面から建物の頂上までの角度が30度、地面から建物までの距離が50メートルの場合、高さは以下のように計算できます
excel
=50 * TAN(RADIANS(30))
この式を入力すると、高さが約28.87メートルであることがわかります。
よくある質問や疑問
Q1: TAN関数で90度を入力するとエラーになるのはなぜですか?
TAN関数は、90度(またはπ/2ラジアン)の正接を計算しようとすると、理論的に無限大となるため、エラーが表示されます。このような場合、計算結果が無限大になることを避けるため、角度を90度未満にするか、別の方法で計算する必要があります。
Q2: TAN関数を使うとき、度数法とラジアンのどちらを使うべきですか?
TAN関数はラジアン単位で角度を指定する必要があります。度数法で角度を扱う場合は、RADIANS関数を使って度をラジアンに変換してからTAN関数を使用してください。
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まとめ
TAN関数は、三角形の角度から正接を計算するための強力なツールです。ラジアンと度数法の違いを理解し、適切に変換することで、さまざまな計算に活用できます。建築や地理、物理などの分野で特に役立つ関数です。ぜひ、日常の計算に取り入れてみてください。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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