Googleスプレッドシートの定期バックアップを簡単に！初心者でもできるGAS活用法

Googleスプレッドシートを使っていると、「大切なデータが失われたらどうしよう？」という不安がよぎること、ありますよね。実際に、誤ってデータを削除してしまったり、意図しない変更が加わることも考えられます。でも、心配しなくて大丈夫！Google Apps Script（GAS）を使えば、定期的に自動でバックアップを取ることができます。今回は、初心者の方にもわかりやすく、定期バックアップの設定方法を解説します。

Googleスプレッドシートの定期バックアップとは？
Google Apps Script（GAS）を使ったバックアップの仕組み
1. GASでバックアップを自動化する方法
初心者でもできる！GASを使った定期バックアップ設定のポイント
よくある質問や疑問
1. 質問1: GASでのバックアップは無料で使えますか？
2. 質問2: GASのスクリプトにプログラムの知識が必要ですか？
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

Googleスプレッドシートの定期バックアップとは？

Googleスプレッドシートのイメージ

まずは、Googleスプレッドシートの「定期バックアップ」がどういうものか、簡単に説明します。Googleスプレッドシートのバックアップは、データが消えてしまったときに備えて、別の場所にコピーを保存する作業のことです。

例えば、以下のような場面でバックアップが役立ちます

ここがポイント！

スプレッドシートのデータが誤って削除されたとき
誰かがスプレッドシートを編集して予期しない変更を加えたとき
PCやスマホの不具合でスプレッドシートにアクセスできなくなったとき

これらのリスクを避けるために、定期的にバックアップを取っておけば、万が一のトラブルにも備えられるんです。

Google Apps Script（GAS）を使ったバックアップの仕組み

Googleスプレッドシートのバックアップを自動化するためには、Google Apps Script（GAS）というツールを使います。GASは、Googleのサービスを簡単に自動化するためのプログラム言語です。プログラミングに詳しくなくても、スクリプトをコピー＆ペーストするだけで、誰でも簡単にスプレッドシートのバックアップを設定できます。

では、実際にどのようにGASを使ってバックアップを取るのか、見ていきましょう。

GASでバックアップを自動化する方法

ここでは、Googleスプレッドシートの内容を自動でバックアップするための基本的な手順を紹介します。

Googleスプレッドシートを開くまず、バックアップを取りたいスプレッドシートを開きます。
スクリプトエディタを開くメニューの「拡張機能」から「Apps Script」を選択して、スクリプトエディタを開きます。

スクリプトをコピー＆ペーストスクリプトエディタに、下記のコードをコピーして貼り付けます。

function createBackup() {
  var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  var sheet = ss.getSheets();
  var folder = DriveApp.getFolderById('バックアップフォルダのID');
  var newFile = folder.createFile(sheet.getName() + '_' + new Date().toISOString() + '.xlsx', sheet.getDataRange().getValues());
}

バックアップフォルダを指定バックアップファイルを保存するフォルダのIDを取得して、コードに貼り付けます。
トリガーを設定定期的にバックアップを取るために、スクリプトエディタの「トリガー」から、例えば1日1回などの設定を行います。
完了！設定が完了すると、指定したスプレッドシートが毎日自動でバックアップされます。

初心者でもできる！GASを使った定期バックアップ設定のポイント

ここでは、初心者の方でも失敗せずに設定できるように、いくつかの重要なポイントを紹介します。

スクリプトエディタを開く位置を間違えないスプレッドシートの「拡張機能」から「Apps Script」を選んで開くことを確認しましょう。
バックアップフォルダのIDを正しく設定するフォルダIDを間違えるとバックアップが保存できません。IDを正しく入力することが重要です。
トリガーの設定をお忘れなくトリガー設定をしないと、バックアップは一度しか取れません。定期的にバックアップを取るために、必ずトリガーを設定しましょう。

よくある質問や疑問

質問1: GASでのバックアップは無料で使えますか？

GASを使用する際、基本的にはGoogleの無料アカウントでも利用可能です。ただし、大量のデータを頻繁にバックアップする場合、Googleドライブのストレージ容量を圧迫する可能性があります。その場合は、Googleドライブの容量を追加するか、不要なバックアップを削除する方法を検討する必要があります。