Googleスプレッドシートでハッシュを使ってみよう！初心者でもできる簡単ガイド

Googleスプレッドシートで「ハッシュ」という言葉を聞いたことはありますか？難しそうに思えるかもしれませんが、実はとても便利な機能なんです。例えば、名前やメールアドレスなどの個人情報を「ハッシュ化」することで、データを安全に管理することができます。今回は、初心者の方にもわかりやすく、Googleスプレッドシートでハッシュを使う方法をご紹介します。

ハッシュって何？
Googleスプレッドシートでハッシュを使う方法
他のハッシュ方法も試してみよう
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

ハッシュって何？

Googleスプレッドシートのイメージ

まず、ハッシュとは何かを簡単に説明します。ハッシュとは、あるデータを一定のルールで変換して、元のデータを特定できないようにする技術です。例えば、名前「田中太郎」をハッシュ化すると、長い文字列のようなものが生成されます。この文字列から元の名前を推測することは非常に難しく、セキュリティの面で役立ちます。

Googleスプレッドシートでハッシュを使う方法

Googleスプレッドシートでは、スクリプトを使ってセルの内容をハッシュ化することができます。以下の手順で試してみましょう。

スプレッドシートを開く

まず、Googleスプレッドシートを開きます。新しいシートを作成するか、既存のシートを使用してください。

スクリプトエディタを開く

次に、上部のメニューから「拡張機能」→「Apps Script」を選択します。これでスクリプトエディタが開きます。

スクリプトを入力する

スクリプトエディタに以下のコードをコピーして貼り付けます。

javascript

function MD5(input) {

  var rawHash = Utilities.computeDigest(Utilities.DigestAlgorithm.MD5, input);

  var txtHash = '';

  for (var i = 0; i < rawHash.length; i++) {
    var hashVal = rawHash;
    if (hashVal < 0) {
      hashVal += 256;
    }
    if (hashVal.toString(16).length == 1) {
      txtHash += '0';
    }
    txtHash += hashVal.toString(16);
  }
  return txtHash;
}

このコードは、指定したセルの内容をMD5という方法でハッシュ化します。

スクリプトを保存する

コードを入力したら、左上の「保存」ボタンをクリックしてスクリプトを保存します。名前は「MD5」など、わかりやすいものにしましょう。

スプレッドシートで関数を使う

スクリプトを保存したら、スプレッドシートに戻り、セルに以下のように入力します。



=MD5()

これで、セルの内容がハッシュ化されて表示されます。

他のハッシュ方法も試してみよう

MD5以外にも、SHA-1やSHA-256など、さまざまなハッシュ方法があります。これらを使うことで、セキュリティのレベルを変えることができます。例えば、SHA-256を使う場合は、スクリプトを以下のように変更します。

javascript

function SH(input) {

  var rawHash = Utilities.computeDigest(Utilities.DigestAlgorithm.SHA_256, input);

  var txtHash = '';

  for (var i = 0; i < rawHash.length; i++) {
    var hashVal = rawHash;
    if (hashVal < 0) {
      hashVal += 256;
    }
    if (hashVal.toString(16).length == 1) {
      txtHash += '0';
    }
    txtHash += hashVal.toString(16);
  }
  return txtHash;
}

このように、ハッシュ方法を変えることで、データの安全性を調整できます。