皆さん、Excelを使っていて「VLOOKUP関数」を使うこと、ありますよね?でも、大量のデータを扱うとき、「処理が遅いなぁ」と感じたことはありませんか?今日は、そんなお悩みを解決するために、ExcelのVBAを使ってVLOOKUP関数を高速化する方法を、初心者の方にもわかりやすくお伝えします。
VLOOKUP関数とは?
まず、VLOOKUP関数について簡単におさらいしましょう。VLOOKUP関数は、指定した値を表の中から探し出し、その値に対応する別の列の値を取得するための関数です。例えば、商品コードから商品名を取得する、といった使い方が一般的です。
なぜVLOOKUP関数は遅くなるのか?
大量のデータを処理する際、VLOOKUP関数は一つ一つのセルを順番に検索していくため、時間がかかってしまいます。特に、何万行ものデータを扱う場合、その遅さが顕著になります。
VBAを使った高速化の方法
では、具体的にどのようにVBAを使ってVLOOKUP関数を高速化するのか、見ていきましょう。
1. Dictionaryオブジェクトを使用する方法
Dictionaryオブジェクトは、キーと値のペアを格納するデータ構造で、高速な検索が可能です。これを利用して、VLOOKUP関数の処理を高速化できます。
vba
Sub VLookupWithDictionary()
Dim dict As Object
Set dict = CreateObject("Scripting.Dictionary")
Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
Dim lastRow As Long
lastRow = ws.Cells(ws.Rows.Count, "A").End(xlUp).Row
Dim i As Long
For i = 2 To lastRow
dict(ws.Cells(i, 1).Value) = ws.Cells(i, 2).Value
Next i
Dim searchValue As Variant
searchValue = InputBox("検索する値を入力してください")
If dict.exists(searchValue) Then
MsgBox "対応する値は" & dict(searchValue)
Else
MsgBox "値が見つかりませんでした。"
End If
End Sub
この方法では、データをDictionaryに格納する際に一度だけループを回すだけで、その後の検索は非常に高速に行えます。
2. セルにVLOOKUP関数の数式を直接入力する方法
もう一つの方法は、VBAを使ってセルに直接VLOOKUP関数の数式を入力する方法です。これにより、Excelの再計算機能を利用して高速化を図ります。
vba
Sub InsertVLookupFormula()
Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
Dim lastRow As Long
lastRow = ws.Cells(ws.Rows.Count, "A").End(xlUp).Row
Dim i As Long
For i = 2 To lastRow
ws.Cells(i, 3).Formula = "=VLOOKUP(A" & i & ",$A$2:$B$" & lastRow & ",2,FALSE)"
Next i
End Sub
この方法では、各セルに数式を入力するだけなので、比較的簡単に実装できます。
よくある質問や疑問
Q1. Dictionaryオブジェクトを使うときの注意点は?
Dictionaryオブジェクトは、キーが一意である必要があります。同じキーが複数存在する場合、上書きされてしまうので注意が必要です。
Q2. セルに直接数式を入力する方法のデメリットは?
この方法では、数式がセルに残るため、大量のデータを扱うと再計算のたびに処理が重くなる可能性があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ExcelのVBAを使ってVLOOKUP関数を高速化する方法をお伝えしました。大量のデータを扱う際には、ぜひ試してみてください。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。



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