Excelの「$」マークを使ったショートカットで参照を固定する方法

Excelを使っていると、数式をコピーしたときにセルの位置がずれてしまうことがありますよね。特に、特定のセルを常に参照したいときに便利なのが「絶対参照」です。今回は、絶対参照の使い方と、ショートカットキーを使って効率よく作業する方法をご紹介します。

絶対参照とは？

Excelのイメージ

絶対参照とは、数式の中で特定のセルの位置を固定する方法です。例えば、セルB2の値を常に参照したい場合、数式に「\$B\$2」と入力します。これにより、数式を他のセルにコピーしても、参照先のセルは変わりません。

絶対参照を使う理由

絶対参照を使うことで、以下のようなメリットがあります

絶対参照のショートカットキー

絶対参照を手動で入力するのは手間がかかりますが、ショートカットキーを使うと簡単に切り替えができます。以下の手順で試してみてください

「F4」キーを押すたびに、以下のように切り替わります

• 1回目絶対参照（例$B$2）
• 2回目行のみ絶対参照（例B$2）
• 3回目列のみ絶対参照（例$B2）
• 4回目相対参照（例B2）

絶対参照を使った実践例

例えば、消費税を計算する場合、税率がセルC1に入力されているとします。セルB2に商品価格が入力されているとき、消費税額を計算するには以下のように入力します

この数式をセルB3にコピーすると、セルB3の価格に対しても同じ税率が適用されます。税率を固定するために「\$C\$1」と絶対参照を使用しています。

よくある質問や疑問

Q1: 「F4」キーが効かない場合はどうすればよいですか？

一部のパソコンでは、ファンクションキーが他の機能に割り当てられていることがあります。その場合、「Fn」キーを押しながら「F4」キーを試してみてください。それでも解決しない場合は、パソコンの設定でファンクションキーの動作を確認してください。

Q2: 複数のセルを一度に絶対参照にする方法はありますか？

Excelの「検索と置換」機能を使って、複数のセルの参照を一括で絶対参照に変更することができます。詳細な手順については、Excelのヘルプやサポートページを参照してください。

Q3: 絶対参照と相対参照の違いは何ですか？

相対参照は、数式をコピーしたときに参照先のセルが自動的に調整されます。絶対参照は、参照先のセルを固定するため、数式をコピーしても参照先は変わりません。用途に応じて使い分けることが重要です。

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まとめ

絶対参照を使うことで、Excelでの作業が効率的になり、計算ミスを減らすことができます。特に、同じ計算を複数のセルに適用する場合や、特定のセルの値を常に参照したい場合に役立ちます。ショートカットキー「F4」を覚えて、ぜひ活用してみてください。

他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。