突然Excelを閉じてしまったり、保存し忘れて作業が消えてしまった経験はありませんか？そんなとき、あきらめる前に試すべき方法がいくつかあります。復元方法を知らずに悩む人も多いですが、Excelには予想以上に便利な機能が備わっているんです。
このガイドでは、Excelで「保存せずに終了してしまった」時に、100%近い確率でファイルを復元できる方法を徹底解説します。VBAを使った高度な技術も含めて、実際の手順をわかりやすく紹介。万が一の事態に備えるための予防策や復元の秘訣も伝授します。
Excel保存せずに終了してしまった！復元できる可能性は？
Excelのイメージ
まず、Excelで保存せずに終了してしまった場合、どれくらい復元の可能性があるのでしょうか？その答えは「大きい」です。実は、Excelには複数の復元機能が備わっており、保存し忘れた場合でも高い確率でデータを取り戻せます。ここではその手順をわかりやすく解説します。
Excelの自動回復機能を使う
最も簡単で多くのユーザーが利用できる方法は、Excelの「自動回復機能」を使うことです。Excelは作業中に自動でバックアップを作成しており、予期せぬ終了時にそのバックアップを利用して復元が可能です。
- 新しいExcelファイルを開きます。
- 「ファイル」タブをクリックし、「情報」を選択します。
- 「ブックの管理」の中から「保存されていないブックの回復」を選びます。
- 表示されたリストから復元したいファイルを選んで「開く」をクリック。
- ファイルが開いたら、すぐに保存しましょう。
OneDriveやSharePointを利用した復元
もし、あなたのExcelファイルがOneDriveやSharePointなどのクラウドに保存されている場合、さらに便利な復元オプションがあります。これらのサービスは、ファイルのバージョン履歴を自動的に保存しており、特定の時点のファイルを簡単に復元できます。
- ブラウザでOneDriveまたはSharePointにログインします。
- 該当するExcelファイルを探し、右クリックして「バージョン履歴」を選びます。
- 復元したいバージョンを選び、「復元」をクリック。
自動保存されたファイルを探して復元
Excelは通常、一定時間ごとに自動保存を行います。自動保存されたファイルを利用すれば、ファイルが完全に消えてしまう前に復元できることがあります。
保存場所は次の通りです
- C:\Users\\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\
- C:\Users\\AppData\Local\Microsoft\Office\UnsavedFiles\
これらのフォルダ内に「AutoRecover」などの名前がついたファイルが保存されていることが多いので、見つけて開けば復元できる場合があります。
VBAで復元する方法とは？Excelの裏技を活用
もし上記の方法で復元できない場合、VBA（Visual Basic for Applications）を使った手動の復元方法も試してみましょう。VBAはExcelの強力な自動化ツールであり、定期的にバックアップを取るマクロを作成することができます。この機能を使うことで、予期せぬ終了に備えることができます。
VBAを使ったバックアップ方法
VBAを使って、Excelが作業するたびに自動でバックアップを取るマクロを組む方法を紹介します。
- Excelを開き、「Alt」＋「F11」キーでVBAエディタを開きます。
- 「挿入」→「モジュール」を選び、コードウィンドウに次のコードを入力します
Sub AutoBackup()
Dim filePath As String
filePath = "C:\Backup\" & "Backup_" & Format(Now, "yyyy-mm-dd_hh-mm-ss") & ".xlsx"
ActiveWorkbook.SaveCopyAs filePath
End Sub
- このコードを実行すると、Excelの作業内容が定期的に「Backup_yyyy-mm-dd_hh-mm-ss.xlsx」という形式で指定したフォルダにバックアップされます。
- 作業が終わった後、マクロを実行することでバックアップが取られ、データが失われるリスクを減らせます。
VBAで復元マクロを作成する
万が一Excelを保存せずに終了した場合、その後VBAでバックアップファイルを自動的に復元するマクロを組み込むことも可能です。定期的にバックアップを取る習慣がつけば、復元作業がぐっと楽になります。
Excel保存せずに終了した場合の最終手段データ復元ソフト
上記の方法でも復元できなかった場合、最後の手段としてデータ復元ソフトを使用することができます。例えば「Tenorshare 4DDiG」などの復元ツールを使うことで、保存し忘れたファイルを復元できる可能性があります。これらのソフトウェアは、システムがクラッシュした場合でも、一時ファイルやデータ断片から復元を試みてくれます。
よくある質問
Q: 保存せずに終了してしまった場合、復元できないことはあるのでしょうか？
A: はい、復元できない場合もありますが、Excelの自動回復機能やOneDriveのバージョン履歴を活用すれば、ほとんどのデータは復元可能です。それでもダメな場合、VBAでバックアップを取っていれば確実にデータを守れます。
Q: VBAを使ったバックアップはどれくらい便利ですか？
A: VBAを使ったバックアップは非常に便利です。定期的にバックアップを取ることで、保存し忘れても復元可能な状態を保つことができ、万が一のトラブル時にも焦らず対処できます。
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まとめ
Excelで「保存せずに終了してしまった！」という焦りも、正しい方法を知っていれば復元できる可能性が高いです。自動回復機能やOneDriveのバージョン履歴、さらにはVBAを活用したバックアップによって、データ損失のリスクを最小限に抑えることができます。また、最終的に復元できなかった場合には、データ復元ソフトを利用する方法もあります。
まずは、自動保存機能を適切に設定して、普段からバックアップを取る習慣を身につけることが重要です。万が一の際に、落ち着いて対応できるよう準備しておきましょう。
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