Excelで「引き算」をするとき、ただ数値を引き算するだけではもったいない！日付や時間の差を簡単に計算する方法を知ることで、業務が格段に効率化されます。あなたは、Excelをもっと使いこなしたいと思っていませんか？本記事では、数値だけでなく、日付や時間を簡単に引き算する方法も含めて、Excelの引き算テクニックを徹底解説します。これを読むことで、すぐにでも日々の業務で役立つスキルが身につきますよ！
Excelで引き算をする基本の「キ」
Excelのイメージ
まずは、Excelで基本的な引き算をする方法からおさらいしていきましょう。最もシンプルな引き算の方法は、数値同士を引くことです。この基本を押さえておくことで、より複雑な引き算もスムーズに行えるようになります。
セルを使ったシンプルな引き算
Excelで引き算を行う基本的な方法は、「-（マイナス）」演算子を使うことです。例えば、セルA1に100、B1に50と入力して、A1からB1を引き算したい場合、セルC1に以下の数式を入力します。
- =A1-B1
この数式を入力すると、セルC1に引き算の結果「50」が表示されます。数値の引き算はこれで完了です。
SUM関数と組み合わせて引き算
「SUM（サム）関数」を使って、複数のセルから引き算を行うこともできます。例えば、A1に100、B1に50、C1に20が入力されている場合、A1からB1とC1を引き算するには、次のような数式を使用します。
- =SUM(A1, -B1, -C1)
これにより、A1の100からB1とC1の値を引くことができます。この方法を使えば、セルが増えても引き算が楽にできるので、覚えておくと便利です。
日付の差を引き算で計算する方法
次に、Excelで「日付」の引き算をする方法について説明します。日付の差を計算する際に、最も使われる関数が「DATEDIF（デイトディフ）」です。この関数を使えば、2つの日付の差を年、月、日単位で簡単に計算できます。
DATEDIF関数を使った日付の差の計算
例えば、セルA1に「2023/7/7」、B1に「2024/7/7」を入力し、C1にその差を年単位で表示したい場合、以下の数式を入力します。
- =DATEDIF(A1, B1, “Y”)
これで、「1」という結果が表示され、1年の差があることがわかります。さらに、「M」や「D」を使うことで、月や日単位で差を計算できます。
DATEDIF関数で使える単位
- 年（Y）=DATEDIF(A1, B1, “Y”)
- 月（M）=DATEDIF(A1, B1, “M”)
- 日（D）=DATEDIF(A1, B1, “D”)
これを使うと、例えば締切日までの残り日数を一瞬で計算できます。非常に便利ですね。
時間の引き算をする方法
時間の引き算も、Excelを活用すれば簡単にできます。作業時間やイベントの所要時間を計算するためには、関数を使う方法と使わない方法があります。それぞれ見ていきましょう。
関数を使った時間の引き算
時間の差を計算する場合、関数を使うことでより詳細な結果を得ることができます。たとえば、セルA1に「13:45」、B1に「08:30」を入力し、時間の差をC1に表示する場合は、以下のような数式を使います。
- =TEXT(A1-B1, “h:mm”)
これにより、C1に「5:15」と表示され、5時間15分の差がわかります。この方法では、常に時間を指定した形式（「h\:mm」）で表示することができます。
TIME関数を使った時間の引き算
もう一つの方法は、TIME関数を使う方法です。TIME関数では、時間と分を個別に計算し、その結果を時間形式に変換します。例えば、次のような数式を使うと、時間差を計算できます。
- =TIME(HOUR(A1)-HOUR(B1), MINUTE(A1)-MINUTE(B1), 0)
この方法を使うと、時と分を個別に計算して結果を表示できます。ただし、この方法では24時間を超える場合や、負の時間差の場合には注意が必要です。
関数を使わずに時間を引く方法
関数を使わず、単純に時間を引くだけでも時間の差を計算できます。この場合、セルの書式設定を「\\:mm」に変更することで、24時間を超える時間差も計算可能です。
- セルA1に「13:45」、B1に「08:30」を入力し、C1に「=A1-B1」と入力
- 結果が表示されたら、セルC1の書式設定を「:mm」に変更
これで、時間の差が正しく表示されます。簡単に時間の差を計算できるため、日々の業務でも活用しやすい方法です。
Excel引き算に関する疑問解決
引き算の結果が日付になってしまう場合
もし、引き算の結果が「1900/1/6」などの日付形式で表示される場合は、セルの書式設定を「標準」または「数値」に変更してみてください。これにより、日付ではなく数値として結果が表示されます。
負の時間差が表示されない場合
時間の引き算で、結果が負の値になる場合、Excelでは「#VALUE!」エラーが表示されます。この場合、時間差が負であっても表示できるよう、セルの書式設定を「\\:mm」に変更することで、負の時間差も正しく表示されます。
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まとめ
Excelで引き算をする際、単純な数値の引き算から、日付や時間の引き算まで、さまざまな方法を駆使すれば、業務の効率が劇的に向上します。これらのテクニックを覚えておくことで、Excelをより活用できるようになります。
もし、もっと効率よくExcelを使いたいのであれば、ぜひこれらのテクニックを日常業務に取り入れてみてください。今すぐ使える知識ばかりなので、すぐにでも成果を実感できるはずです。
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