【Excel 中央値】誰でもできる！条件付き中央値の取得法を3分でマスターする方法

Excelで条件付きの中央値を取得したいとき、あなたはどんな方法を試していますか？「中央値」を扱うExcel関数には、特別なものは存在しませんが、実は便利な組み合わせ技を使うことで、条件付きの中央値を簡単に算出することができます。この記事では、初心者でもすぐに実践できる方法から、知っておくと便利な裏技まで、徹底的に解説します。あなたのExcelスキルが劇的にアップすること間違いなしです！

Excelで条件付き中央値を求める方法の基本
1. MEDIAN関数とFILTER関数の組み合わせ
2. 複数条件を使う方法
Excel 中央値に関するよくある疑問
今すぐパソコンやスマホの悩みを解決したい！どうしたらいい？
まとめ条件付き中央値の取得を使いこなすためのポイント

Excelで条件付き中央値を求める方法の基本

Excelのイメージ

Excelには「中央値」を求めるための関数が用意されていますが、条件付きで中央値を求める方法は少し特殊です。通常、中央値を求めるにはMEDIAN関数を使用しますが、条件をつけて計算したい場合、少し工夫が必要になります。この記事ではその具体的な方法を段階的に説明していきます。

MEDIAN関数とFILTER関数の組み合わせ

まず最初に覚えておきたいのは、MEDIAN関数とFILTER関数を組み合わせる方法です。これを使うと、特定の条件に一致するデータだけを抽出し、その中央値を求めることができます。

例として、A列に名前、B列に年齢、C列に性別のデータがあるとしましょう。性別が「男性」かつ年齢が30歳以上の中央値を求める場合、以下のように記述します。

excel

=MEDIAN(FILTER(B2:B20, (C2:C20="男性")*(B2:B20>=30), ""))

この式では、FILTER関数で性別が「男性」かつ年齢が30歳以上のデータを抽出し、その中からMEDIAN関数で中央値を求めています。

複数条件を使う方法

複数の条件を指定して中央値を求める場合も、上記の方法と基本的な考え方は同じです。例えば、性別が「男性」でかつ年齢が30歳以上、さらに職業が「エンジニア」の人たちの中央値を求めたいときには、以下のように記述します。

excel

=MEDIAN(FILTER(B2:B20, (C2:C20="男性")*(B2:B20>=30)*(D2:D20="エンジニア"), ""))

このように複数の条件を掛け算で組み合わせることで、条件にぴったり合ったデータを抽出することができます。

Excel 中央値に関するよくある疑問

条件付きで中央値を求める際に、よくある疑問や問題について、ここで解決していきましょう。

Q1: MEDIANIFS関数はなぜ存在しないのか？

ExcelにはSUMIFSやAVERAGEIFSのように、条件付きの合計や平均を求める関数はあるのに、なぜMEDIANIFSという関数は存在しないのでしょうか？実は、中央値というのは平均値や合計値のように数式で表現するのが難しく、条件を満たすデータを抽出してからその中央値を求める方が効率的だからです。このため、ExcelではMEDIANとFILTERを組み合わせる方法が推奨されています。