ExcelのVLOOKUPとXLOOKUPの違いを徹底解説！初心者でもわかる使い分けガイド

Excelを使っていると、「VLOOKUP」や「XLOOKUP」といった関数を耳にすることが多いですよね。でも、これらの関数が何をするものなのか、どう使い分ければいいのか、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。特に、パソコンやスマホに詳しくない方にとっては、難しく感じるかもしれません。

そこで今回は、Excel初心者の方でもわかりやすく、VLOOKUPとXLOOKUPの違いや使い方を解説します。これを読めば、どちらの関数を使うべきかが明確になり、Excelの作業がぐっと楽になりますよ！

VLOOKUPとXLOOKUPの基本的な違い

Excelのイメージ

まずは、VLOOKUPとXLOOKUPの基本的な違いを見てみましょう。

VLOOKUPの特徴

検索方向VLOOKUPは、検索する値が「左端の列」にある必要があります。つまり、検索対象のデータが左側にあり、返したいデータが右側にある場合に使います。

列番号指定返したいデータが何番目の列にあるかを「列番号」で指定します。例えば、返したいデータが2番目の列にある場合、「2」と入力します。

検索方法VLOOKUPは、検索する範囲が昇順に並んでいる場合に、近似値での検索が可能です。しかし、正確な一致を求める場合は、検索範囲を昇順に並べる必要があります。

XLOOKUPの特徴

検索方向XLOOKUPは、検索する値が「どの列」にあっても構いません。つまり、検索対象のデータが左側でも右側でも、自由に設定できます。

範囲指定返したいデータの範囲を「範囲」で指定します。列番号を気にする必要がありません。

検索方法XLOOKUPは、正確な一致をデフォルトで行います。近似値での検索も可能ですが、データの並び順に関係なく検索できます。

VLOOKUPとXLOOKUPの使い分けポイント

次に、どちらの関数を使うべきか、状況に応じた使い分けのポイントを見てみましょう。

VLOOKUPを使うべき場合

古いExcelバージョンを使用している場合VLOOKUPは、Excel 2016以前のバージョンでも使用できます。一方、XLOOKUPは、Excel 2021以降のバージョンでのみ使用可能です。

検索対象のデータが左端の列にある場合VLOOKUPは、検索対象のデータが左端の列にある場合に適しています。

XLOOKUPを使うべき場合

検索対象のデータがどの列にあっても構わない場合XLOOKUPは、検索対象のデータがどの列にあっても設定できます。

列の挿入や削除が頻繁に行われる場合XLOOKUPは、列番号を指定するのではなく、範囲を指定するため、列の挿入や削除があっても影響を受けません。

正確な一致での検索が必要な場合XLOOKUPは、デフォルトで正確な一致を行うため、近似値での検索が不要な場合に適しています。

VLOOKUPとXLOOKUPの実際の使い方

実際に、VLOOKUPとXLOOKUPをどのように使うか、簡単な例を見てみましょう。

VLOOKUPの例

例えば、以下のようなデータがあるとします。

この中から、商品ID「102」の価格を調べる場合、VLOOKUPを使って以下のように入力します。

この式は、「102」を\:C4の範囲から検索し、3番目の列（価格）を返します。

XLOOKUPの例

同じデータを使って、XLOOKUPで商品ID「102」の価格を調べる場合、以下のように入力します。

この式は、「102」を\:の範囲から検索し、対応するC2\:C4の範囲から価格を返します。

よくある質問や疑問

Q1: XLOOKUPはVLOOKUPよりも遅いのではないですか？

一部のユーザーからは、XLOOKUPがVLOOKUPよりも遅いと感じることがあるという声もあります。しかし、XLOOKUPはより柔軟で強力な機能を提供しており、特に大規模なデータセットや複雑な検索条件を扱う場合には、XLOOKUPの方が効率的であることが多いです。

Q2: XLOOKUPはどのExcelバージョンで使用できますか？

XLOOKUPは、Excel 2021以降のバージョンやMicrosoft 365で使用できます。Excel 2016以前のバージョンでは使用できません。

Q3: VLOOKUPとXLOOKUPのどちらを覚えるべきですか？

現在のExcelのバージョンや使用環境によりますが、XLOOKUPはVLOOKUPの後継関数として、より多くの機能と柔軟性を提供しています。可能であれば、XLOOKUPを優先して覚えることをおすすめします。

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まとめ

VLOOKUPとXLOOKUPは、どちらもExcelでデータを検索するための強力なツールです。しかし、XLOOKUPはVLOOKUPの制限を克服し、より柔軟で効率的な検索を可能にします。特に、検索対象のデータがどの列にあっても構わない場合や、列の挿入・削除が頻繁に行われる場合には、XLOOKUPの方が適しています。

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