Excelで複数のシートをまたいでXLOOKUPを使う方法

「Excelで複数のシートをまたいでXLOOKUPを使う方法」をご紹介します。これは、複数のシートに分かれたデータから、特定の情報を一つのセルで取得したいときに役立つテクニックです。

複数のシートをまたいでXLOOKUPを使う理由

Excelのイメージ

例えば、売上データが「2023年」「2024年」「2025年」といったシートに分かれている場合、各シートを個別に確認するのは手間がかかります。そこで、XLOOKUPを使って、複数のシートから一度に情報を取得できれば、作業効率が大幅に向上します。

基本のXLOOKUPの使い方

まずは、基本的なXLOOKUPの使い方をおさらいしましょう。

例えば、以下のような式で使用します。

複数のシートをまたいでXLOOKUPを使う方法

複数のシートをまたいでXLOOKUPを使うには、ネスト（入れ子）を活用します。具体的には、XLOOKUPの「見つからなかった場合の返り値」の部分に、別のXLOOKUPを入れることで、次のシートを検索するようにします。

例えば、以下のような式で、シート「Sheet1」と「Sheet2」を検索します。

このように、見つからなかった場合に次のシートを検索するようにすることで、複数のシートをまたいでデータを取得できます。

注意点とコツ

• シート名にスペースが含まれる場合、シート名をシングルクォーテーション（’）で囲む必要があります。
• 検索する範囲や返す範囲は、絶対参照（$）を使って固定することをおすすめします。
• 大量のシートを検索する場合、ネストが深くなりすぎると式が複雑になり、管理が難しくなります。適宜、別の方法を検討しましょう。

よくある質問や疑問

Q1: XLOOKUPで複数のシートを検索する際、検索する範囲や返す範囲に絶対参照を使う理由は何ですか？

絶対参照を使うことで、式を他のセルにコピーした際に、参照する範囲が変わらず、正確なデータを取得できます。これにより、式の再利用性と正確性が向上します。

Q2: ネストが深くなりすぎると、どのような問題が発生しますか？

ネストが深くなると、式が長くなり、エラーの原因となる可能性が高まります。また、式の理解や修正が難しくなり、メンテナンス性が低下します。

Q3: 他の方法で複数のシートを検索する方法はありますか？

はい、Power Queryを使用して、複数のシートを統合し、1つのテーブルとして扱うことができます。これにより、複雑な式を使わずにデータを取得できます。

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まとめ

複数のシートをまたいでXLOOKUPを使うことで、データの検索が効率化されます。ネストを活用して、見つからなかった場合に次のシートを検索する方法をマスターしましょう。ただし、ネストが深くなりすぎないように注意し、必要に応じて他の方法も検討してください。

他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。