Excelを使っていると、検索機能がどうしても重要になりますよね。特に「部分一致」でデータを検索したいとき、あなたはどんな方法を使っていますか？従来のVLOOKUP関数を使っている人も多いかもしれませんが、最近ではXLOOKUP関数の登場で、さらに便利に部分一致検索ができるようになっています。
この記事では、初心者でもわかりやすいように、VLOOKUPとXLOOKUPの部分一致検索について詳しく解説します。これからは、単に部分一致検索を行うだけでなく、Excelの強力な検索機能を最大限に活用し、あなたの作業効率を飛躍的に向上させる方法をご紹介します。
VLOOKUPとXLOOKUP、部分一致検索の違いは？
Excelのイメージ
まずは、VLOOKUP関数とXLOOKUP関数がどう違うのか、そしてそれぞれの関数で部分一致検索をするための特徴をお伝えします。
VLOOKUP関数の部分一致検索は一筋縄ではいかない
VLOOKUP関数を使って部分一致検索を行う方法は少し手間がかかります。VLOOKUPでは、デフォルトで完全一致検索が行われます。部分一致を実現するためには、SEARCH関数やFIND関数を組み合わせる必要があります。しかし、これらの方法は少し複雑で、数式も長くなりがちです。
さらに、VLOOKUP関数で部分一致検索を行うと、検索結果が見つかりにくく、場合によっては意図しないデータが返ってきてしまうこともあります。特に複数の部分一致条件を使うと、検索が困難になることも。
XLOOKUP関数での部分一致検索は驚くほどシンプル
一方で、XLOOKUP関数は部分一致検索を行うのが非常に簡単です。XLOOKUPでは、検索時に「*」や「?」といったワイルドカードを使うことで、あいまいな条件でもスムーズに検索を行えます。ワイルドカード「*」は任意の文字列を、「?」は任意の1文字を示し、これを検索値に含めるだけで部分一致検索が可能です。
たとえば、商品コードが「」で始まる商品を検索したい場合、検索値として「\*」を指定することで、商品コードが「」で始まるすべてのデータを抽出できます。
ExcelのXLOOKUP関数で部分一致検索をフル活用する方法
ここからは、XLOOKUP関数を使って部分一致検索を行う実際の手順を解説します。初心者でもわかりやすく、実務でも使えるテクニックをお伝えします。
XLOOKUPでワイルドカードを使った部分一致検索
XLOOKUPを使う最大の利点は、ワイルドカードを使って簡単に部分一致検索ができることです。次のようにワイルドカードを組み合わせることで、柔軟に検索ができます。
* 「\*」を使うと、指定した文字列で始まるデータを検索できます。
* 「?」を使うと、指定した文字列の後に1文字だけ異なるデータを検索できます。
例えば、名前が「山田」で始まるすべての人を検索したい場合、検索値として「山田\*」を入力するだけで、「山田太郎」や「山田一郎」など、すべての該当データが検索できます。
複数の検索条件を組み合わせた高度な検索
XLOOKUPでは、複数の条件を組み合わせることも可能です。たとえば、商品名に「ノート」が含まれていて、価格が1000円以上のアイテムを検索する場合、XLOOKUPを使ってAND条件やOR条件を組み合わせた検索を行えます。
配列数式を使うことで、さらに柔軟な条件を設定できます。例えば、「ノート」を含む商品名と「価格」が1000円以上の条件を満たすデータを一度に検索できるのです。これにより、複雑なデータセットから必要な情報を瞬時に抽出できます。
VLOOKUPの部分一致検索に関する疑問解決
VLOOKUPを使った部分一致検索にはさまざまな疑問があると思います。以下に代表的な疑問を解決します。
VLOOKUPで部分一致検索を簡単に行う方法は？
VLOOKUP関数でも、部分一致検索を行いたい場合は「\*」や「?」を使いますが、上記でも紹介した通り、数式が複雑になりがちです。こうした場合は、XLOOKUPを使うことで、簡単に部分一致検索を行うことができます。XLOOKUPの登場により、VLOOKUPの欠点をカバーできるため、ぜひXLOOKUPを使ってみてください。
VLOOKUPを使いこなすためのテクニックは？
VLOOKUPでも部分一致検索を行いたい場合、検索対象が左端にある必要がある点に注意が必要です。複雑なデータ構造や非左端の列を検索する場合、XLOOKUPが優位になります。もしどうしてもVLOOKUPを使う必要がある場合は、検索範囲や結果範囲の設定に工夫が必要です。
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まとめXLOOKUPで部分一致検索を最大限に活用しよう！
これまで、XLOOKUP関数とVLOOKUP関数の部分一致検索について解説してきました。特にXLOOKUP関数は、シンプルで直感的な使い方ができるため、部分一致検索を日常的に行う方には非常に便利なツールです。VLOOKUPで手間取っていた部分一致検索も、XLOOKUPなら簡単に実現できます。
XLOOKUP関数を使いこなすことで、データ分析や商品管理、顧客管理など、あらゆる業務で効率的に作業ができるようになります。ぜひ、今回紹介したテクニックを活用して、Excelの検索機能をさらに高めていきましょう。
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