あなたは、Excelでカレンダーを作るとき、日付や曜日を手動で入力するのが面倒だと感じていませんか？仕事の計画や個人の予定を管理するためにカレンダーを作りたいけれど、時間がかかるし、間違いが起こりやすい。そんな悩みを解決する方法があります。それが、Excelの「関数」を使って、カレンダーを自動更新する方法です。
この記事では、初心者でも簡単にできる「Excel関数を使った曜日の自動更新」「月ごとのカレンダー作成」を、ステップバイステップで解説します。これをマスターすれば、毎月手動でカレンダーを作る必要がなくなり、あなたの業務効率が大幅に向上します。
Excel関数でカレンダーを自動更新！まずは基本のカレンダー作成法
Excelのイメージ
まず最初に、基本的なカレンダー作成方法を理解しましょう。ここでは、曜日が自動で表示される横型カレンダーの作成方法を紹介します。
オートフィルを活用して曜日を入力する
カレンダー作成において、最初に必要なのは「曜日」の入力です。手動で「月曜日」から「日曜日」まで入力するのは時間がかかりますが、Excelの「オートフィル」を使えば、一瞬で曜日を入力することができます。
* まず、セルに「月曜日」から「日曜日」まで入力します。
* 次に、その範囲を選択した状態で、Excelのショートカットキー「Alt + E + I + S」を順番に押します。
* すると、「連続データの入力」画面が表示されるので、再度オートフィルを選択することで、曜日が自動的に入力されます。
日付の入力を自動化する
次に、日付を自動で入力する方法です。「2024年1月1日」が月曜日だと仮定して、最初の日付を入力した後、次の日付が自動で表示されるように設定します。
* 最初の日付を「セル」に入力したら、隣のセルに「+1」を加えて日付を増やします。
* あとはオートフィルを使って、1週間分の日付を一気に入力します。
* 次の週に進むときは、日付に「+7」を加えることで、簡単に次の週の日付を表示できます。
日付の書式を「日」に変更
日付が入力できたら、次は書式の変更です。例えば、「1/1」の形式ではなく、「1」という形式で表示させたい場合には、セルの書式設定を変更します。
* 日付が入力されたセルを選択し、「Ctrl + 1」で書式設定画面を開きます。
* 「表示形式」から「ユーザー定義」を選び、「d」を入力すれば、日付が「1」「2」といった形式で表示されます。
Excel関数で曜日や日付をさらに自動化する方法
カレンダー作成の基本ができたら、次は「関数」を使って、さらに自動化を進めていきましょう。
MAX関数で自動的に「年と月」を表示
「MAX関数」を使うと、指定した範囲の中から最大値を取得することができます。これを使えば、月の最初の日を自動で表示させることができます。
* 「セル」に「MAX関数」を使って「〜G3セル」を選択し、最大値を取得します。
* その後、表示形式を「年と月」に設定すれば、自動的にその月の年と月が表示されます。
TEXT関数で曜日を表示
TEXT関数を使うと、日付から曜日を抽出して自動的に表示できます。これを使えば、曜日を手動で入力する手間が省けます。
* 「B5セル」にTEXT関数を使い、日付セルを指定して曜日を表示します。
* その後、オートフィルで他のセルにも曜日を自動で入力できます。
OR関数を使って土日を強調表示
カレンダーには、土日を目立たせて、視覚的に分かりやすくする方法もあります。条件付き書式と「OR関数」を組み合わせれば、土曜日や日曜日だけ色を変えることができます。
* 「OR関数」を使い、「土」または「日」の曜日を判定します。
* それを条件付き書式で適用すれば、土日は自動的に色分けされ、仕事の計画がさらにスムーズに進みます。
Excel関数を活用したカレンダーのさらに便利な活用方法
カレンダー作成ができたら、次はそのカレンダーをさらに便利に活用する方法を学びましょう。
祝日を自動的に表示・強調
COUNTIF関数を使って、祝日を自動的にリストアップし、その日の色を変更する方法です。これを使えば、予定の中で祝日を一目で確認できます。
* 祝日リストを別シートに作成し、それをCOUNTIF関数で参照します。
* 祝日が含まれる日付には自動的に色が付くように設定できます。
月を変更すると、カレンダーも自動で更新
MONTH関数を使えば、月を変更するだけで、次の月のカレンダーも自動で表示できます。これにより、毎月カレンダーを作成する手間が大幅に削減できます。
* 「B2セル」に月を入力し、その月に合わせてカレンダーを更新する設定を行います。
* これにより、月が変わるたびに日付が正しく表示され、次の月に自動で移行できます。
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