「Excelのショートカットキーって便利だけど、すべての操作に対応しているわけではないんですよね。」「自分のよく使う操作をもっと簡単にできないかな？」そんなお悩みをお持ちのあなたに、今回はExcelの「ユーザー定義ショートカットキー」を使って、作業効率をグンとアップさせる方法をご紹介します。
ユーザー定義ショートカットキーとは？
Excelのイメージ
まず、ユーザー定義ショートカットキーとは、Excelの標準のショートカットキーでは対応していない操作に、自分でキーボードの組み合わせを設定して、素早く実行できるようにする機能のことです。例えば、「よく使う関数をワンクリックで入力したい」「特定の書式をすぐに適用したい」など、日常的に繰り返す操作を短縮することができます。
ユーザー定義ショートカットキーの設定方法
では、実際にユーザー定義ショートカットキーを設定してみましょう。以下の手順で進めてください。
- Excelを開き、画面左上の「ファイル」タブをクリックします。
- 「オプション」を選択し、「リボンのユーザー設定」をクリックします。
- 右側の「新しいタブ」をクリックし、「新しいグループ」を選択します。
- 「名前の変更」をクリックして、グループ名をわかりやすい名前に変更します（例「よく使う関数」）。
- 左側の「コマンドの選択」で、追加したいコマンドを選び、「追加」をクリックします。
- 「OK」をクリックして設定を保存します。
これで、新しく作成したタブに、よく使うコマンドが追加されました。次に、このコマンドにショートカットキーを設定します。
- 再度「ファイル」タブから「オプション」を選択し、「クイックアクセスツールバー」をクリックします。
- 「コマンドの選択」で「リボンにないコマンド」を選び、先ほど追加したコマンドを選択します。
- 「追加」をクリックし、「OK」をクリックして設定を保存します。
これで、クイックアクセスツールバーに追加したコマンドに、Altキーと数字キーの組み合わせでアクセスできるようになります。例えば、Alt + 1で最初のコマンド、Alt + 2で2番目のコマンド、といった具合です。
便利なユーザー定義ショートカットキーの活用例
以下に、実際に役立つユーザー定義ショートカットキーの活用例をご紹介します。
- 特定の書式をワンクリックで適用よく使う書式（例通貨表示や日付形式など）をクイックアクセスツールバーに追加し、Alt + 数字で素早く適用できます。
- 関数の挿入を簡単に頻繁に使用する関数（例SUM、AVERAGEなど）を追加し、Alt + 数字で入力できます。
- セルの書式設定を迅速にセルの色やフォントを変更するコマンドを追加し、Alt + 数字で変更できます。
これらの設定を行うことで、マウス操作を減らし、キーボードだけで効率よく作業を進めることができます。
よくある質問や疑問
Q1: ユーザー定義ショートカットキーはすべてのExcelのバージョンで使用できますか？
はい、ユーザー定義ショートカットキーは、Excel 2010以降のバージョンで使用できます。ただし、Excel OnlineやExcel for Macでは一部機能が制限されている場合がありますので、注意が必要です。
Q2: ショートカットキーの設定をリセットする方法はありますか？
はい、設定をリセットすることができます。「ファイル」タブから「オプション」を選択し、「リボンのユーザー設定」または「クイックアクセスツールバー」をクリックします。設定したコマンドを選択し、「削除」をクリックすることで、元の状態に戻すことができます。
Q3: 複数のExcelファイルで同じショートカットキーを使いたい場合、どうすればいいですか？
ユーザー定義ショートカットキーは、基本的に現在開いているExcelファイルに対して設定されます。複数のファイルで同じ設定を使用したい場合は、設定を行ったファイルをテンプレートとして保存し、新しいファイルを作成する際にそのテンプレートを使用することで、同じ設定を引き継ぐことができます。
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まとめ
Excelのユーザー定義ショートカットキーを活用することで、日常的な作業を効率化し、時間を節約することができます。特に、よく使う関数や書式設定をショートカットキーに登録することで、作業のスピードが格段にアップします。ぜひ、今回ご紹介した方法を試して、あなたのExcelライフをもっと快適にしてみてください。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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