こんにちは！パソコンやスマホの操作に不安がある方でも、安心してできるように、今回はMicrosoft Wordで「編集を有効にする」が表示されて編集できないときの対処法を、わかりやすくお伝えします。
なぜ「編集を有効にする」が表示されるのか？
Wordのイメージ
まず、なぜWordで「編集を有効にする」という表示が出るのか、その理由を簡単にご説明します。
- 保護ビューインターネットからダウンロードしたり、メールで受け取ったファイルは、ウイルスなどから守るために「保護ビュー」という状態で開かれます。この状態では編集ができません。
- 読み取り専用ファイルが「読み取り専用」に設定されていると、内容を変更できないようになっています。
- 編集制限文書の作成者が、特定の部分だけを編集可能にするために制限をかけている場合があります。
「編集を有効にする」を解除する方法
それでは、「編集を有効にする」を解除して、編集できるようにする方法を順を追ってご紹介します。
- 保護ビューを解除する
- Wordでファイルを開くと、上部に黄色いバーが表示されます。
- そのバーにある「編集を有効にする」をクリックします。
- これで、保護ビューが解除され、編集が可能になります。
- 読み取り専用を解除する
- ファイルを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「全般」タブの「属性」セクションで、「読み取り専用」のチェックを外します。
- 「適用」をクリックし、「OK」を押します。
- 再度ファイルを開くと、編集できるようになります。
- 編集制限を解除する
- Wordの「校閲」タブをクリックします。
- 「編集の制限」グループの「編集の制限」をクリックします。
- 右側に表示されるウィンドウで、「保護の中止」をクリックします。
- パスワードが設定されている場合は、それを入力し、「OK」をクリックします。
- これで、編集制限が解除され、自由に編集できるようになります。
「編集を有効にする」が毎回表示される場合の対処法
毎回「編集を有効にする」が表示されるのは面倒ですよね。これを防ぐための設定方法をご紹介します。
- 信頼できる場所にファイルを保存する
- Wordの「ファイル」タブをクリックし、「オプション」を選択します。
- 「トラストセンター」をクリックし、「トラストセンターの設定」を選択します。
- 「信頼できる場所」をクリックし、「新しい場所の追加」を選びます。
- 信頼できるフォルダを指定し、「OK」をクリックします。
- これで、そのフォルダ内のファイルは保護ビューが適用されなくなります。
- 保護ビューの設定を変更する
- 同じく「トラストセンターの設定」内の「保護ビュー」をクリックします。
- 表示される3つのチェックボックスのうち、必要なものだけを選択します。
- 例えば、「インターネットから取得したファイルに対して保護ビューを有効にする」のチェックを外すと、インターネットからのファイルでも保護ビューが適用されなくなります。
- 設定後、「OK」をクリックします。
よくある質問や疑問
Q1: 「編集を有効にする」をクリックしても編集できません。
保護ビューが解除されていない可能性があります。再度、黄色いバーの「編集を有効にする」をクリックしてみてください。それでも解決しない場合は、ファイルが「読み取り専用」や「編集制限」がかかっている可能性があります。上記の方法で確認・解除してみてください。
Q2: 編集制限を解除するパスワードがわかりません。
パスワードがわからない場合、その文書を作成した人に連絡して、パスワードを教えてもらう必要があります。もしそれができない場合、新規のWord文書を作成し、ロックされた文書の内容をコピーして貼り付けることで、編集可能な状態にすることができます。
Q3: 毎回「編集を有効にする」が表示されないようにするにはどうすればいいですか？
上記の「信頼できる場所にファイルを保存する」や「保護ビューの設定を変更する」方法を試してみてください。これらの設定を行うことで、今後そのような表示が出なくなります。
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まとめ
Wordで「編集を有効にする」が表示されて編集できない場合でも、落ち着いて対処すれば問題は解決できます。まずは、保護ビューや読み取り専用、編集制限などの設定を確認し、必要に応じて解除してください。また、毎回表示されるのが面倒な場合は、信頼できる場所にファイルを保存するなどの設定を行うことで、今後の手間を減らすことができます。
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