ExcelのFILTER関数の使い方：引数の詳細と活用法を初心者向けに解説

皆さん、こんにちは。今日はExcelのFILTER関数についてお話しします。データの中から特定の条件に合うものだけを抽出する際に非常に便利なこの関数。使い方をマスターすれば、日々の作業がぐっと楽になりますよ。

FILTER関数とは？

Excelのイメージ

まず、FILTER関数が何をするものかをご紹介します。これは、指定した条件に合致するデータだけを抽出するための関数です。例えば、大量の売上データから特定の商品だけを取り出したいときなどに役立ちます。

FILTER関数の基本構文と引数の説明

FILTER関数の基本的な形は以下の通りです。

それぞれの引数について詳しく見ていきましょう。

1. 配列（array）

これは、フィルターをかけたい元のデータ範囲を指します。例えば、売上データ全体の範囲などです。

2. 含む（include）

こちらは、どの条件でデータを抽出するかを指定します。例えば、「売上金額が5000円以上」のような条件です。

3. 空の場合（[if_empty]）

これは省略可能な引数で、条件に合うデータがない場合に表示する内容を指定します。例えば、「該当データなし」と表示させることができます。

FILTER関数の基本的な使い方

では、実際にどのように使うのか見てみましょう。

例えば、以下のような売上データがあるとします。

この中から、売上金額が5000円以上の商品を抽出したい場合、以下のように入力します。

この数式を入力すると、条件に合う商品Bと商品Cが表示されます。

複数条件でのデータ抽出方法

FILTER関数では、複数の条件を組み合わせてデータを抽出することも可能です。

AND条件の場合

例えば、「売上金額が5000円以上」であり、「商品名が商品A」であるデータを抽出したい場合、以下のように入力します。

この場合、条件を満たすデータがないため、「該当データなし」と表示されます。

OR条件の場合

一方、「売上金額が5000円以上」または「商品名が商品A」であるデータを抽出したい場合は、以下のように入力します。

この場合、商品A、商品B、商品Cのすべてが表示されます。

FILTER関数を使う際の注意点

FILTER関数を使用する際には、以下の点に注意してください。

よくある質問や疑問

FILTER関数はどのバージョンのExcelで使用できますか？

FILTER関数は、Excel 2019以降のバージョンで使用可能です。古いバージョンでは利用できないため、ご注意ください。

条件に合うデータがない場合、どのように表示されますか？

[空の場合]の引数を設定していない場合、条件に合うデータがないと「#CALC!」エラーが表示されます。エラーを避けるために、[空の場合]の引数を設定することをおすすめします。

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まとめ

FILTER関数を活用することで、Excelでのデータ抽出が非常に効率的になります。ぜひ試してみてください。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。