ExcelのFILTER関数とスピル機能を使いこなそう！初心者向け解説

皆さん、こんにちは！今日はExcelの便利な機能、FILTER関数とスピル機能についてお話しします。これらを使いこなすと、データの抽出や分析が驚くほど簡単になりますよ。

FILTER関数とは？

Excelのイメージ

まず、FILTER関数についてご紹介します。これは、指定した条件に合致するデータだけを抽出する関数です。例えば、大量の売上データから特定の商品だけを取り出したいときに非常に便利です。

具体的な使い方を見てみましょう。以下のような売上データがあるとします。

この中から「果物」カテゴリの商品だけを抽出したい場合、以下のように入力します。



=FILTER(C4, B2:B4="果物", "該当なし")

この数式を入力すると、「りんご」と「バナナ」の行だけが抽出されます。もし条件に合致するデータがない場合は、「該当なし」と表示されます。

FILTER関数は、複数の条件を組み合わせてデータを抽出することも可能です。例えば、「果物」カテゴリで、かつ売上金額が900以上の商品を抽出したい場合、以下のように入力します。



=FILTER(C4, (B2:B4="果物")*(C2:C4>=900), "該当なし")

この場合、「りんご」のみが抽出されます。

次に、スピル機能について説明します。これは、数式を入力したセルから、結果が自動的に複数のセルに広がって表示される機能です。まるで水がこぼれるようにデータが広がることから、「スピル」と呼ばれています。

例えば、1から5までの連続した数字を表示させたい場合、以下のように入力します。



=SEQUENCE(5)

すると、入力したセルから下方向に1, 2, 3, 4, 5と自動的に表示されます。

FILTER関数とスピル機能を組み合わせると、データ抽出がさらに便利になります。例えば、先ほどの売上データから「果物」カテゴリの商品を抽出すると、結果が自動的に複数のセルに広がって表示されます。

これは、スピル先のセルに既にデータが入っている可能性があります。スピル機能は、結果を表示するためのスペースが必要です。スピル先のセルが空いているか確認し、必要に応じてデータを移動または削除してください。

「#SPILL!」エラーは、スピル先のセルにデータが存在する、またはスピル範囲が他のセルと重複している場合に表示されます。スピル先のセルが空いているか、または適切な範囲を指定しているか確認してください。

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