皆さん、こんにちは。今日は、ExcelのFILTER関数を使って、特定のデータを除外する方法についてお話しします。Excelを使っていて、「このデータだけは除きたいな」と思ったことはありませんか?そんな時に役立つのが、この方法です。
FILTER関数とは?
まず、FILTER関数について簡単におさらいしましょう。FILTER関数は、指定した条件に合うデータだけを抽出するための関数です。例えば、あるリストから「東京都」のデータだけを取り出す、といった使い方ができます。
特定の文字列を含まないデータを抽出する方法
では、本題の「特定の文字列を含まないデータを抽出する方法」について説明します。
基本的な使い方
例えば、社員名のリストから「川」という文字を含まない名前を抽出したい場合、以下のようにします。
1. まず、FILTER関数を使います。
2. 次に、FIND関数を組み合わせて、「川」という文字が含まれているかをチェックします。
3. 最後に、NOT関数でその結果を反転させ、「川」を含まないデータを抽出します。
具体的な数式は以下のようになります。
=FILTER(範囲, NOT(IFERROR(FIND(“川”, 検索範囲), 0)))
この数式では、FIND関数で「川」を検索し、見つからない場合はエラーになるので、IFERROR関数で0を返すようにしています。
具体例
例えば、以下のような社員名のリストがあるとします。
社員名 |
---|
山田太郎 |
川上次郎 |
佐藤花子 |
田中一郎 |
川村美咲 |
この中から、「川」を含まない名前を抽出するには、以下の数式を使用します。
=FILTER(A6, NOT(IFERROR(FIND(“川”, A6), 0)))
この数式を実行すると、以下の結果が得られます。
社員名 |
---|
山田太郎 |
佐藤花子 |
田中一郎 |
複数の条件を組み合わせる方法
FILTER関数では、複数の条件を組み合わせてデータを抽出することも可能です。例えば、「売上が500万円以上」かつ「販売個数が5000個以上」のデータを抽出する場合、以下のように数式を組みます。
=FILTER(範囲, (売上範囲 >= 5000000) * (販売個数範囲 >= 5000))
このように、「*」を使ってAND条件を設定します。
よくある質問や疑問
Q1: FILTER関数で特定の文字列を含むデータだけを抽出するにはどうすれば良いですか?
特定の文字列を含むデータを抽出するには、FIND関数を使用し、その結果がエラーでない場合を条件にします。具体的には、以下のようにします。
=FILTER(範囲, IFERROR(FIND(“特定の文字列”, 検索範囲), 0))
Q2: FILTER関数で空白セルを除外するにはどうすれば良いですか?
空白セルを除外するには、条件として「範囲 <> “”」を指定します。具体的な数式は以下のようになります。
=FILTER(範囲, 検索範囲 <> “”)
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まとめ
今回は、ExcelのFILTER関数を使って特定のデータを除外する方法についてお話ししました。この方法を使えば、必要なデータだけを効率的に抽出することができます。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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