ExcelのVLOOKUP関数で行番号を取得する方法【初心者向けガイド】

Excelを使っていると、「VLOOKUP」という関数をよく聞くと思います。でも、VLOOKUP関数は実際には値を検索して結果を返すだけで、行番号を取得することはできません。今回は、ExcelでVLOOKUPを使って行番号を取得する方法について、初心者でもわかりやすく説明していきます！

VLOOKUP関数とは？

Excelのイメージ

まず最初に、VLOOKUP関数とは何か、簡単におさらいしておきましょう。VLOOKUPは、「指定した値を検索し、その値が見つかった行のデータを返す」関数です。例えば、名前を検索してその人の年齢や住所を取得する際に便利です。

VLOOKUP関数の基本的な構文は以下の通りです。

例えば、「A2セルに名前があり、それに基づいて年齢を取得したい」ときには、次のようなVLOOKUP関数を使います。

excel

=VLOOKUP(A2, B2:C10, 2, FALSE)

これで、B列にある名前に対してC列の年齢を返してくれます。

VLOOKUP関数だけでは、検索結果が何行目にあるのかという「行番号」を直接返すことはできません。しかし、Excelにはこの問題を解決するための「MATCH関数」という便利なツールがあります。このMATCH関数を使えば、検索した値の行番号を取得することができます。

MATCH関数は、「指定した値が範囲内で何番目にあるか」を返してくれる関数です。VLOOKUPと組み合わせて使うことで、行番号を取得できます。

例えば、次のような式でVLOOKUPとMATCHを組み合わせて行番号を取得できます。

excel

=MATCH(検索値, 範囲, 0)

ここで、0は「完全一致」で検索するという意味です。

例えば、次のようなデータがあったとしましょう。

| 名前 | 年齢 |
|——–|——|
| 田中 | 30 |
| 山田 | 40 |
| 鈴木 | 25 |

「山田さん」の行番号を取得したい場合、以下のような式になります。

excel

=MATCH("山田", A2:A4, 0)

この式を実行すると、「山田」という名前がA列の何行目にあるか、つまり行番号を返してくれます。この場合、結果は「2」となります。

VLOOKUPは「列を返す」関数であり、「行番号」を直接返すことはできません。そのため、行番号を取得するにはMATCH関数を組み合わせる必要があります。

MATCH関数は、検索する範囲が正しく指定されていないとエラーになります。また、検索値が範囲内に見つからないと「#N/A」というエラーが出るので、注意しましょう。

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今回は、ExcelのVLOOKUP関数とMATCH関数を使って、検索した値の行番号を取得する方法をご紹介しました。これで、VLOOKUPを使って値を検索するだけでなく、行番号も取得できるようになります。もしExcelで分からないことがあれば、LINEで気軽にお声掛けくださいね！