ExcelのVLOOKUP（ブイ・ルックアップ）関数は非常に便利ですが、初心者の方にとってはうまくいかないことも多いですよね。特に「セルがうまく一致しない」「#N/Aエラーが出る」など、よくある悩みがあるかと思います。この記事では、初心者でも分かりやすく、VLOOKUPがうまくいかない原因とその解決方法について解説します。これを読んで、あなたも簡単にVLOOKUPを使いこなせるようになりますよ！
VLOOKUPがうまくいかない原因とその解決法
Excelのイメージ
まずは、VLOOKUPがうまくいかない典型的な原因を見てみましょう。そして、それぞれの解決法を順番に説明していきます。
1. VLOOKUPで「#N/A」エラーが出る理由
Excelでよく目にするエラーの一つが「#N/A」です。このエラーは、検索する値が見つからなかった時に表示されます。例えば、以下のような場合です。
- 検索する値が検索範囲に存在しない
- 検索する値の型が一致していない（数値なのに文字列扱いになっている）
- 検索範囲が正しく設定されていない
このエラーが出た場合、まずは以下のチェックをしてみましょう。
- 検索する値が範囲内に確実に存在するか確認
- セル内のデータ型が一致しているか確認（数値と文字列を混ぜないように）
- 検索範囲が正しく指定されているか確認
これらを確認することで、VLOOKUPが正しく動作することが多いです。
2. VLOOKUPの「検索範囲」が間違っている
VLOOKUPの一番重要な要素が「検索範囲」です。間違った範囲を指定してしまうと、期待した結果が返ってこないことがあります。
- 検索範囲が縦方向ではなく横方向に設定されている
- 検索範囲に必要なデータが含まれていない
例えば、あなたがA列の名前を検索したいのに、検索範囲がB列からC列になっていた場合、VLOOKUPは正しく動作しません。このような間違いを避けるために、必ず検索範囲を正確に選びましょう。
3. VLOOKUPの検索方法が合っていない
VLOOKUPには2種類の検索方法があります。それが「完全一致」と「近似一致」です。
- 完全一致（FALSEを指定）
- 近似一致（TRUEを指定）
初心者の方がよく犯す間違いが、「近似一致」を選んでしまうことです。近似一致は、データが昇順に並んでいる必要があります。それに対して、完全一致は正確に一致する値を探します。
VLOOKUPを使うための基本的な使い方
初心者の方にも分かりやすく、VLOOKUPの基本的な使い方を解説します。VLOOKUP関数は、指定した検索値を表の中で探し、その行の指定した列の値を返します。
- 「=VLOOKUP(検索値, 検索範囲, 列番号, 検索方法)」の形式で入力します。
- 検索値探したい値を入力します。
- 検索範囲検索するデータの範囲を指定します。
- 列番号検索範囲の中で、返したいデータが何列目にあるかを指定します。
- 検索方法完全一致ならFALSE、近似一致ならTRUEを指定します。
例えば、次のように入力することができます
=VLOOKUP("山田", A2:B10, 2, FALSE)
これで、A2からB10の範囲で「山田」という名前を探し、その名前に対応するB列のデータを返すことができます。
よくある質問や疑問
Q1. VLOOKUPで検索する値が見つからないときの対処法は？
A1のセルに「山田」という名前を入力し、VLOOKUPで検索しても見つからない場合、次の点を確認してください。
- 「山田」が正確にA列に入力されているか確認（空白があるか、余分な文字がないか）
- VLOOKUPで使用している範囲が正しいか確認
- データ型が一致しているか（例えば「山田」が数値扱いではなく、文字列扱いで入力されているか）
これらを確認した上で再度実行すると、問題が解決することが多いです。
Q2. VLOOKUPが長い表でうまくいかない時のコツは？
長い表でVLOOKUPを使うときは、以下の点を心がけましょう。
- 検索範囲を適切に絞り、必要ないデータを含めない
- 検索値が表の先頭に近い場所にあることを確認（検索範囲の左端から検索するため）
- 絶対参照（$記号）を使うと、範囲を固定できて便利
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まとめ
VLOOKUPがうまくいかない原因として多かったのは、検索範囲の間違いや検索方法の誤設定でした。これらを確認し、正しい方法で使用することで、エラーを防ぐことができます。もしまだ不明点があれば、お気軽にLINEからお声掛けください！
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