皆さん、こんにちは。Excelを使っていて、「複数のシートからデータを引っ張ってきたいけど、毎回シート名を手動で変えるのは面倒だなぁ」と感じたことはありませんか？実は、VLOOKUP関数とINDIRECT関数を組み合わせることで、シート名を動的に変更しながらデータを参照することができるんです。今日は、その方法を初心者の方にもわかりやすくお伝えしますね。
VLOOKUP関数とINDIRECT関数の基本
Excelのイメージ
まずは、今回使う2つの関数について簡単におさらいしましょう。
VLOOKUP関数とは？
VLOOKUP関数は、指定した値を縦方向に検索し、対応するデータを取得する関数です。例えば、商品コードから商品名や価格を取得する際に便利です。
INDIRECT関数とは？
INDIRECT関数は、文字列として指定したセル参照を実際のセル参照として扱う関数です。これを使うと、セルの内容に基づいて参照先を動的に変更できます。
シート名を可変にする方法
それでは、具体的にシート名を可変にしてデータを参照する方法を見ていきましょう。
実践例複数のシートからデータを取得する
例えば、各月の売上データが「1月」「2月」「3月」…といったシートに分かれているとします。これらのシートから、特定の商品コードの売上数量を取得したい場合、以下の手順で行います。
- シート名を入力するセルを用意するメインのシートに、参照したいシート名（例えば「1月」）を入力するセルを作成します。
- VLOOKUP関数とINDIRECT関数を組み合わせる以下のような数式を入力します。
=VLOOKUP(A2, INDIRECT("'" & B1 & "'!A1:B100"), 2, FALSE)ここで、
- A2検索したい商品コードが入力されているセル
- B1参照したいシート名が入力されているセル
- A1:B100各月のシートでの商品コードと売上数量が含まれる範囲
この数式により、B1セルのシート名に基づいて、該当するシートから商品コードを検索し、対応する売上数量を取得できます。
よくある質問や疑問
INDIRECT関数を使う際の注意点は？
INDIRECT関数は、参照先のシートが開かれている必要があります。閉じているとエラーになる場合がありますので、注意が必要です。
シート名にスペースが含まれている場合はどうすればいいですか？
シート名にスペースが含まれている場合、INDIRECT関数内でシート名をシングルクォーテーション（’）で囲む必要があります。例えば、シート名が「売上 1月」の場合、以下のように記述します。
=VLOOKUP(A2, INDIRECT("'売上 1月'!A1:B100"), 2, FALSE)
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まとめ
いかがでしたでしょうか？VLOOKUP関数とINDIRECT関数を組み合わせることで、シート名を動的に変更しながらデータを参照することが可能になります。これにより、複数のシートから効率的にデータを取得でき、作業の効率化が図れます。ぜひ試してみてくださいね。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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