ExcelのVLOOKUP関数で「0」を表示させない方法とは？【初心者向け解決ガイド】

皆さん、こんにちは。今日は、Excelを使っていて「VLOOKUP関数を使ったら、空白のはずが『0』と表示されて困った！」という経験、ありませんか？今回は、そんなお悩みを解決する方法を、初心者の方にもわかりやすくお伝えします。

VLOOKUP関数で「0」が表示される原因とは？
1. 空白のセルを参照すると「0」が返る
2. 検索値が見つからないと「#N/A」エラーが表示される
「0」やエラーを表示させない3つの方法
よくある質問や疑問
1. Q1: IFERROR関数とIF関数の違いは何ですか？
2. Q2: 「&””」を使う方法のデメリットは何ですか？
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

VLOOKUP関数で「0」が表示される原因とは？

Excelのイメージ

まず、なぜVLOOKUP関数を使うと、空白のセルが「0」と表示されてしまうのか、その原因を見てみましょう。

空白のセルを参照すると「0」が返る

例えば、社員リストの中で住所が未入力の人がいるとします。その人の住所をVLOOKUP関数で取得しようとすると、本来は空白であるべきところが「0」と表示されてしまいます。これは、Excelが空白のセルを数値として解釈し、「0」と表示してしまうためです。

検索値が見つからないと「#N/A」エラーが表示される

また、VLOOKUP関数で指定した検索値がデータ内に存在しない場合、「#N/」というエラーが表示されます。これも見栄えが良くないので、対処が必要です。

「0」やエラーを表示させない3つの方法

では、これらの「0」やエラーを表示させないための方法を3つご紹介します。

1. IFERROR関数を使う方法

IFERROR関数を使うと、エラーが発生した場合に指定した値を返すことができます。具体的には、以下のように使います。

=IFERROR(VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, FALSE), "")

このように記述すると、エラーが発生した場合に空白を表示することができます。

2. 「&””」を使う方法

VLOOKUP関数の結果に「&””」を付けることで、数値を文字列として扱い、空白を表示することができます。

=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, FALSE) & ""

ただし、この方法は数値を文字列として扱うため、後続の計算に影響が出る可能性があります。注意が必要です。

3. 条件付き書式で「0」の文字色を背景色と同じにする方法

条件付き書式を使って、「0」の文字色を背景色と同じに設定することで、見た目上「0」を非表示にすることができます。具体的な手順は以下の通りです。

対象のセル範囲を選択します。
「ホーム」タブの「条件付き書式」をクリックし、「新しいルール」を選択します。
「指定の値に等しいセルを書式設定」を選び、値に「0」を入力します。
「書式」をクリックし、「フォント」タブで文字色を背景色と同じ色に設定します。

これで、セルの値が「0」の場合、文字色が背景色と同じになるため、見た目上「0」が表示されなくなります。

よくある質問や疑問

Q1: IFERROR関数とIF関数の違いは何ですか？

IFERROR関数は、数式全体でエラーが発生した場合に指定した値を返します。一方、IF関数は、特定の条件を満たすかどうかを判定し、満たす場合と満たさない場合の値をそれぞれ指定できます。エラー処理だけを行いたい場合はIFERROR関数が便利ですが、より細かい条件分岐を行いたい場合はIF関数を使います。